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理事長のご挨拶

理事長 原田嘉中

「千葉商科大学創立80周年にあたって」

 千葉商科大学は、来年2月に創立80周年を迎えます。本学は、昭和3年、文学博士故遠藤隆吉先生によって、巣鴨高等商業学校として創設されました。当時は、社会経済が不況で、学校の創設は至難の業であったにもかかわらず、遠藤先生の不撓不屈の精神と教育への情熱により、幾多の困難を乗り越えて創設されたのであります。

 昭和19年、戦時特例として巣鴨経済専門学校に改称され、昭和21年、この国府台に校地を定めることとなりました。その後、新学制の施行により、昭和25年4月、現在の名称である千葉商科大学として、商学科のみの4年制大学となりました。その時、学園経営に参画され、今日の基礎を作り上げられたのが、前理事長の故森志久馬先生であります。森先生は、日頃から「本学園に大学設置が認められたのは、創立以来の伝統と学園を見守ってくれている卒業生がいたからであり、本学は、学園と校友の協力によって成し遂げられた貴い苦心努力の結晶である。」と申されておりました。

以後、実学教育の徹底と建学の精神の発揚に努め、今では2学部4学科5大学院研究科を擁する高等教育機関として、教育研究内容の充実はもとより、施設設備の拡充・整備に力を注ぎ、内外からも高く評価されるまでになりました。

 少子高齢化社会を迎え、私学の果たす役割はますます重大になっております。

 本学では、地域社会や他分野の方々とも積極的に交流を図り、高度情報化、国際化に即応できる有為な人材を輩出できるよう日夜努力を重ねておりますが、この創立80周年を契機に、さらなる飛躍を遂げられるよう心から念願して止みません。

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