吉田 寛

吉田 寛

吉田 寛(ヨシダ ヒロシ)

YOSHIDA, Hiroshi

学位 博士(政策研究)
学歴 茨城大学人文学部社会科学科(1980年)
千葉商科大学大学院政策研究科博士課程(2003年)
職歴 Price Waterhouse(現 あらた監査法人)(1983年〜1987年)
吉田寛公認会計士事務所所長(1988年〜)
公会計研究所所長(2003年〜)
自由経済研究所所長(2005年〜)
千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科教授(2005年〜)
専攻(専門分野) 公会計
担当科目 (大学院)簿記論、公会計論
研究テーマ 資源を預る者の能力を明らかにするための会計情報は如何にあるべきか。
所属学会・団体等 政策情報学会、Policy Experts (Heritage Foundation)、国際公会計学会、国際公会計学会第15回全国大会 事務局長

最近の業績(研究業績)

  1. 「会計主体としての政府」 『自治研究』2015年2月号 第一法規
    公会計研究所では、市長の貸借対照表と市民の貸借対照表を分けて会計報告を作成する。2つの貸借対照表を結ぶのは「将来の税金」つまり「子供にまわしたツケ」である。均衡財政を損なえば「将来の税金」は増える。良い財政運営の結果は、「将来の税金」の減少となって表れる。自治体の首長の成果を判断するために市民が利用する情報ですから、簡単で分かりやすいことが求められる。その表紙を青色、黄色、赤色とすることにした。初めて会計報告をつくった場合は黄表紙、財政状態が良くなっている場合は青表紙、悪くなった場合は赤表紙となる。
    栃木県大田原市で、「市長の貸借対照表」と「市民の貸借対照表」を作成している。津久井市長が市長に就任したのが2010年4月8日であった。2009年度末のものを仕事を始める前として会計報告の表紙は黄色とした。2010年度末は、財政状態が2009年度末に比べて悪化したので赤表紙、2011年度末は、2009年度末に比べて改善したので青表紙の会計報告(10)となった。
  2. 「青表紙の成果報告書」 『議員NAVI Vol.46 第一法規』 2014年10月8日
    ケインズ政策により、様々な事業が政府によって行われるようになった。その様々な事業を、できうる限り多くの、そうして、それらのものをよりよく解決するために、求められる限り細かな小部分に分割し、成果報告書を作成することで、その事業は行政に委ねるべきなのか、委ねるべきでない事業なのかを納税者は判断することが可能になる。 能力ある者を見つけ出すという「会計の力」がようやく発揮されるようになる。人々の不安と損失が、早く小さくなっていくことが望まれる。
  3. 『環境会計の理論』 東洋経済新報社 2011年
    豊かな自然は記憶として伝えるのではなく、そこにあるものとして伝えなければならない。環境は、嘗て自由財とされた特質からも希少性が認識されにくい。再生される環境と破壊された環境の両者を測定する共通の尺度を開発することで、それまで見えにくかった環境再生の能力を見える様にする。「この人でよいのか」を明らかにする会計固有の機能は環境会計においても発揮される。会計は、「突飛な行動」と囃された人々が開拓した領域を、多くの人々がのぞき込める窓を開くのである。
  4. "The Role of Public Sector Accounting on the Limitation of Local Government in Japan" Journal of Freedom and Market Vol3, The Korean Hayek Society, 2011
    The principles advocated by the IPSA reveal whether the mayor, whose performance the principles are applied to, increases taxes before he or she obtains taxpayers’ consent. The principles provide the type of information which annoys mayors who have no ability to maintain democratic principles. The principles reveal their incompetence, which makes their reelection difficult.
    There are obstacles for useful public accounting to be widely practiced. First, it is necessary for taxpayers to rediscover the fundamentals of democracy. Many taxpayers have forgotten why they pay taxes in the first place. The principle of ‘no taxation without consent’ is inconvenient for those who are not faithful to the democratic fundamentals. On the other hand, the principle is useful for those who try to gain trust from the people. They can understand what promises they have to keep.
  5. 『増補改訂版 公会計の理論』 東洋経済新報社 2009年
    増補改訂版は、第32回日本公認会計士協会学術賞を受賞した初版に、補章「良い首長を守る公会計原則」を加えた。様々なレベルの多くの行政組織が均衡財政を損った財政運営をしている。多数とは異なる、民主主義の要請に忠実な均衡財政を維持することは困難である。市民からの共感を得ることで、均衡財政を維持する首長は守られる。補章では、「適材適所を実現する」会計の機能を政府会計においても発揮しうる公会計原則を示した。

主要業績

  1. 「会計主体としての政府」 『自治研究』 2015年2月号 第一法規(再掲)
  2. 『環境会計の理論』 東洋経済新報社 2011年(再掲)
  3. "The Role of Public Sector Accounting on the Limitation of Local Government in Japan" Journal of Freedom and Market Vol3, The Korean Hayek Society, 2011(再掲)
  4. 『増補改訂版 公会計の理論』 東洋経済新報社 2009年(再掲)
  5. 『新公会計制度のための複式簿記入門』 学陽書房 2009年

教育業績

1988年より、産業能率短期大学で会計学・簿記論・税法・経済学を担当。
2004年より千葉商科大学院にて公会計の授業をおこなう。
2007年より会千葉商科大学大学院会計ファイナンス研究科と公会計研究所の共催で「子供にツケをまわさない」をテーマに自治体財政研究会を開催している。
会計ファイナンス研究科の公会計の授業には、正規の学生だけでなく、現職議員や候補者も科目等履修生として参加している。

実務実績

「子供にツケをまわさない」ための公会計の研究成果を実践に移す。
首長の財政運営能力を将来の税金により表章する会計情報を啓蒙し、実践を呼びかけている。福岡県福津市はその一つ。
環境会については生物多様性をkikyoにより評価する手法を開発し利用を進めている。主に環境再生を手がける組織とネットーワークを構築し、その事業の評価に利用している。
大田原市の会計報告 作成
内容は以下のとおり大田原市民の貸借対照表
大田原市長の貸借対照表
平成21年度
大田原市の会計報告 作成
内容は以下のとおり大田原市民の貸借対照表
大田原市長の貸借対照表
平成23年度現在 平成21年度並記
成果報告書 529事業の内
公共交通 市営バス 平成23年度 平成22年度並記
大田原市
成果報告書
523 事業(平成24 年度)の内
522 事業(平成23 年度)の内
道の駅
ふれあいの丘
International Society For Individual Liberty in Bali Free Market Accounting — Asian style を報告