2018.01.05 UP

あらゆるビジネスシーンに役立つ簿記・会計を究める

会計教育研究所 瑞穂会

簿記・会計は規模、業種を問わず、あらゆる企業に必要不可欠なビジネススキル。千葉商科大学には、その技能を高め、卒業後の進路に生かすべく、日商簿記検定や税理士試験に挑戦する学生の勉強会「瑞穂会」があります。
2017年11月、全国大学対抗簿記大会に出場した瑞穂会は、大会史上初となる団体戦5連覇を達成しました。

就職やキャリアアップに役立つ資格

就職において、仕事に必要なスキルを身につけている証となる資格。中でも日商簿記検定は根強い人気のある資格です。簿記は企業のお金やモノの出入りを一定のルールで帳簿に記録する方法で、それによって企業の経営成績等を読み解くことができる。製造業でも小売業でも、企業の大小に関わらず実践されている簿記の資格を有することは、企業活動を客観的に分析する力を持つとして、多くの企業から求められています。

このような社会の要請に応じて、日商簿記検定各級の取得と税理士試験科目(簿記論・財務諸表論)への合格によって、企業の安定した経営と発展に貢献する人材を輩出しているのが「瑞穂会」です。

無料の受験指導で確かなステップアップ

「瑞穂会」は、簿記、会計および商業教育に関する研究・調査・研修等を行う本学の会計教育研究所が、会計教育の実践として学生に各種試験の受験指導を行う場となっています。

1号館の3階には専用の教室があり、年間延べ400人が対策講座を受講。合格率は全国平均を大きく上回っています。専任教員による個々のレベルに応じたきめ細やかな指導はもちろん、講座の受講料が無料というのも「瑞穂会」の魅力です。簿記に強くなるだけでなく、特に税理士試験の受験資格にもなる1級の取得に向けた講座は8~10ヶ月という長期に亘り、その勉強を続ける中で精神的な強さも養われていきます。

簿記の基礎を学び、経理書類の処理、作成といった初歩的実務ができる3級、高度な簿記を修得し、数字から経営状態を把握できる2級、極めて高度かつ専門的な知識を得て、経営管理・分析ができる1級。各級へのステップアップをめざす中、「瑞穂会」では1級を受験する学生たちの力試しとして、全国大学対抗簿記大会に出場を続けています。この大会は春と秋の年2回開催され、2017年6月の春季大会で優勝した瑞穂会は、大会史上初となる4連覇で注目を集めました。

  • 簿記実習室
  • 講座の様子
  • 講座の様子

5連覇をかけた全国大学対抗簿記大会

全国大学対抗簿記大会は日商簿記検定の1週間前に開催されます。簿記の力を試すだけでなく、検定試験を想定し時間配分や緊張感を把握しておくことも、出場する目的の1つです。

大学の授業後の瑞穂会での対策講座を終えた後も、遅くまで自習に励む学生たち。週末や夏休みも多くの時間を演習問題に費やしてきました。連覇が続くにつれ、見えない大きなプレッシャーを感じないはずはありません。それでも、1級取得という同じ目標に向かって互いに教え合い、励まし合って勉強するのが「瑞穂会」らしさです。与えられた課題をこなしながら、学生たちが主体的に課題以外の問題に取り組んで、力を高めていきました。5連覇をかけた2017年の秋季大会は11月11日、全国72大学から2,835名がエントリーし、「瑞穂会」は6チーム18名が競技に臨みました。

更なるスキルアップで望む進路の実現へ

結果は、Aチームが優勝し、連覇の記録を「5」に伸ばすことができました。それだけでなく、4位までを「瑞穂会」のチームが独占するとともに、団体戦参加者の個人成績により順位を決定する個人戦でも、瑞穂会の学生が1位から8位までを独占する快挙を達成しました。緊張とプレッシャーの中でもこのような成績を収められたのは、それだけの力が確かに身についていたからこそ。目標に向かって努力し、それを成し遂げた学生たちですが、その喜びを分かち合う仲間を作れたことも大きな成果です。

この1週間後、全国大学対抗簿記大会を終えた学生たちは、1級の検定試験に臨みました。今後はさらに税理士試験科目に挑戦する人、その他の資格取得をめざす人もいます。これまでの過程と同様に納得のいくまで勉強し、自らの望む進路に役立つ知識を増やし続けていきます。

  • 祝賀会
  • 瑞穂会Aチーム

集合写真

学生の声

高城さん瑞穂会では日商簿記検定2級の講座を受講し、合格することができました。1級の取得をめざす過程で、大学対抗簿記大会にも出場しましたが、優勝によって団体戦5連覇の達成に貢献できたことが嬉しかったです。平日と土曜日は朝から晩までみっちり勉強、日曜日は一日中アルバイトの生活が続く中、時間の使い方を意識することで、集中力も高まり、効率も良くなりました。今後も瑞穂会で連覇の記録を伸ばし続けてほしいです。

商経学部商学科 高城隆也
(市立船橋高校出身)

上野さん日商簿記検定1級の取得をめざして、瑞穂会に入会しました。大学対抗簿記大会、検定試験に向けては、それまでで一番勉強したと言えます。講座の受講以外にも、自習に多くの時間を費やしました。分からないことがあっても、分かるまで指導してくれる先生がいることが瑞穂会の魅力です。簿記を生かせる職業に就くことはもちろん、今後は税理士試験の簿記論で合格をめざしたいと思います。

商経学部商学科 上野雄太
(中野立志館高校出身)

柳田さん無料でありながら、これほど細やかな指導とサポートを受けられる講座は他にはないでしょう。瑞穂会のおかげで、簿記が楽しくなり、できるようになっていくことを日々実感することができました。それが大学対抗簿記大会での優勝につながり、自分に自信もつきました。日商簿記検定を受験しようと思うなら、瑞穂会で学ぶことをおススメします。私たちのように先生を信頼して、諦めずに取り組んでください。

商経学部商学科 柳田健斗
(越谷総合技術高校出身)

中山さん簿記の知識が深まることはもちろんですが、友達の輪が広がることも瑞穂会の良いところの1つだと思っています。特に、日商簿記検定1級の講座は長期に亘り、また、瑞穂会と教職課程やアルバイトと両立するスケジュールは決して楽なものではありませんでしたが、それを乗り越えることができたのも、同じ目標に向かって刺激し合える仲間の存在でした。

商経学部商学科2年 中山由貴
(新発田商業高校出身)

担当教員の声

日商簿記検定でも税理士試験でも、同じ資格であれ、学生のめざす職業はそれぞれ異なります。目的に沿った知識を深められるように指導計画を作成し、望む進路に進めることが私たちの願いです。1級を取得した学生たちは自分に自信が持てるようになった印象がありますが、上級の資格をめざす過程では、家族や仲間の支えがとても大きいので、周囲の方へ感謝する心を大切にしてほしいと思っています。

会計教育研究所 専任講師 渡邉 圭

渡邉 圭 専任講師

企業の即戦力となる人材の育成をめざし、指導を行っています。学生の努力は、簿記大会の優勝という結果につながりましたが、検定試験で緊張のため思うような成果を発揮できない学生も見てきました。大会だけでなく、本来学生がめざしてきた資格が取得できるような指導を私たちも心掛けていきたいと思います。

会計教育研究所 助教 久保田俊介

久保田俊介 助教

瑞穂会に入会する学生は、「資格取得」という目標を掲げています。それを支援することはもちろんですが、人間性を高める教育も重視しています。同じ目標に向かって努力していくうちに、挨拶や周りの人とのコミュニケーションが取れるようになり、仲間と一緒に問題に取り組む様子や、楽しそうに会話する姿を見て、成長を感じています。

会計教育研究所 助教 相原安澄

相原安澄 助教

卒業生はいま

瑞穂会の卒業生は一般企業への就職のほか、税理士・会計士事務所、監査法人など専門分野でも活躍しています。また、簿記を教える商業高校の教員も多数輩出しています。