学食企画・建築デザイン

Architecture

建築コンセプト

木漏れ日の下で学生・教職員が集う

新しいダイニングは自然界のゆらぎのランダムなリズムを木の梁で再現した、木漏れ日のような優しい光に包まれた空間です。
外周は透明で、外と連続する居心地の良いインティメイト(親密な)空間になります。繊細な木の天井を介してトップライトの光が柔らかく拡散し、時間の移ろいや四季折々の天候の変化を感じられる場所となっています。
飲食はもちろん、授業の合間に語らい会ったり、少人数でのゼミなど学内のさまざまな活動の受け皿となる空間をめざしています。

  • 外観01
  • 外観02
  • 外観03

建築コンセプト説明図

約1,000パーツの木構造LVL材(単層板積層材)を上下2段に組み、細い鉄骨柱で支えており、見る方向・座る場所によって様々な表情をつくりだしている。太陽光が繊細な木梁天井を介し、木漏れ日のような室内空間となる自然界で人が心地よいと感じる1/fゆらぎのリズムをプログラム化し、構造解析と共に木梁の配列を決定した。木ピッチの幅を波のように振幅させることで柔らかな環境を作り出す。

The University DINING プロジェクト経緯

Architecture

The University DININGは瑞穂会館地下にあった旧学食スペースのリニューアル構想を発端として、千葉商科大学キャンパス整備委員会とシーラカンスK&H株式会社との様々な計画内容の議論の結果、瑞穂会館に隣接していた駐車・駐輪場エリアに新築の学食棟を計画する方針となりました。この学食棟は学内メインの学食機能はもちろんのこと、正門に近い場所性から学園の新しい顔となり、また学生・教職員の新たな活動拠点となることを目指しています。
この議論を踏まえて様々な可能性の中から、私たちはゆったりした伸びやかな平屋の建物を提案しました。平屋にすることで容易に人々が行き来でき、3方向の透明ガラスによって中の活動も身近に感じることができます。このスペースに木の温もりや香りにつつまれる大きな木屋根をかけました。自然採光や自然通風によって、雲の動きを感じられるリビングのような居心地の新学食棟が、いつでも気軽に集い、語らえる場所となることを願っています。

プロジェクト経過

プロジェクト経過

建築工事概要

  • 所在地  :市川市国府台
  • 主用途  :大学(学食) 350席
  • 構 造  :鉄骨造 一部 木造
  • 基 礎  :直接基礎
  • 階 数  :平屋
  • 階 高  :4.86m
  • 敷地面積:75,994.49㎡
  • 建築面積:1,213.65㎡
  • 延床面積:1,120.30㎡
  • 学食企画・建築デザイン:シーラカンスK&H株式会社
  • 設 計
  • 建 築:シーラカンスK&H株式会社(工藤和美・堀場弘・吉村明)
  • 構 造:佐藤淳構造設計事務所(佐藤淳・都筑碧)
  • 設 備:環境エンジニアリング(和田隆文・松石道典・後藤美奈子)
  • 照 明:ツキライティングオフィス(吉楽広敦)
  • 協 力:千葉貴史(1/fゆらぎプログラム作成)
  • 施 工:竹中工務店

シーラカンスK&H株式会社

シーラカンスK&H株式会社

工藤和美氏と堀場弘氏の二人の建築家が主宰。学校建築の第一人者として幼稚園から大学まで数多くの建築を手掛けている。2011年完成の金沢海みらい図書館では、世界で最も美しい図書館25に選ばれるなど、世界中で評価され、数々の賞を受賞するとともに、熊本県山鹿小学校の建築では、2014年度のJIA日本建築大賞を受賞するなど、わが国を代表する建築家ユニットである。

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工藤和美氏

代表取締役 工藤和美氏

1986年に東京大学大学院生時に6人の仲間と起業。その後、1998年に分社し、現在に至る。千葉市の幕張ベイタウンのマスタープランを20代の若さで創り上げ、そこに位置する打瀬小学校で1997年に日本建築学会賞を受賞。それをきっかけに、全国の保育園・幼稚園から大学まで数多くの学校建築を手掛ける、学校設計の第一人者。