海外短期研修(必修短期留学)研修報告会を開催しました

国際教養学部

2018年1月31日

「海外短期研修」は2年次の3、4クォーターに履修される必修科目で、2017年度は70名の学生が約8~10週間かけてさまざまな体験をしてきました。留学前の事前学修で各自の研究テ-マを設定し、留学中にそれを実行、帰国後まとめるという一連の作業で、海外に行くだけではない重層的な学修をしています。
それぞれが各国・各地域での留学を終えた1月26日(金)、2017年度「海外短期研修」研修報告会を開催しました。この報告会は帰国後にすぐに留学先で学んだことを振り返ることで3年次からの学びへとつなげる重要なイベントであり、国際教養学部の全学生と教員が参加、さらには学部のアドバイザリーボード(※)の方々にも参加いただきました。代表学生が各自の研究テーマに基づいて、現地での調査活動や結果の発表だけでなく、研修先大学でのさまざまな人たちとの交流などを発表しました。

研修先大学と研究報告のテーマは以下の通りです。

  1. サザンクロス大学
    報告テーマ:「オーストラリアにおける日本車のイメージ」
  2. ウォッシュバン大学
    報告テーマ:「コカ・コーラの日米比較~健康志向について~」
  3. バンクーバーアイランド大学
    報告テーマ:「多人種・多文化国の家族行事」
  4. 上海立信会計金融学院
    報告テーマ:「日中関係の意識調査」
  5. ハイランド&アイランド大学パースカレッジ
    報告テーマ:「スコットランドの交通について」
  6. ハワイ大学マノア校
    報告テーマ:「ハワイの不動産の魅力」
  7. サーパダンパットシンハニア大学
    報告テーマ:「インド学生の文化と生活実態~流行り言葉でインドを知る~」

発表後には「日本では『若者のクルマ離れ』が問題になっているが、豪州ではどうだったか」「中国の方と実際に話をしてみて、日本人に対する印象はどうだったか」「インドの流行語に世代間格差はあるのか」など、バラエティに富んだ質問が挙がりました。

研修報告会研修報告会

続いて履修者全員が個人で取り組んだ研究の成果をポスター形式にまとめ発表する「ポスターセッション」を行い、参加者に研究の成果をプレゼンテーションしました。特に来年度履修予定の1年生は、研究の成果だけでなく留学先の様子など、熱心に聞き入っていました。プレゼンテーション後は「優秀賞」として7名が選出され、表彰状の授与が行われました。
最後にアドバイザリーボードから激励の言葉をいただき、報告会は終了しました。今後は「語学試験」や個人目標の達成度確認や研究の達成度確認などの「自己評価」を経て、3年次以降の専門的な学びや目標設定へと繋げて行きます。

ポスターセッションポスターセッション

※国際教養学部では、グローバルに事業展開する企業を中心に、外部の有識者からなる「アドバイザリーボード」を設置しています。グローバル人材の採用動向が年々高まる中、アドバイザリーボードが教育プログラムへのアドバイス、そして、教育の実績に評価を行うことで、国際教養学部のカリキュラムは、企業が求めるグローバル人材に必要な力を身に付けることができる、柔軟で先進的な教育を実現しています。