今年で3年目! 『銀座芋ROCKプロジェクト』人間社会学部生がサツマイモの屋上栽培から “ソーシャルビジネス”を学ぶ

人間社会学部

2017年5月22日

人間社会学部では、銀座周辺のビル屋上などで栽培したサツマイモで焼酎を生産、販売する活動『銀座芋ROCKプロジェクト』(主催:農業生産法人 株式会社銀座ミツバチ)に協力し、1号館屋上に設置したプランターで、学生たちがサツマイモを育てています。

このプロジェクトは、銀座の屋上緑化を推進し、都市部に広がるヒートアイランド現象の抑制といった環境改善をめざす活動の一環として行われているものです。収穫されたサツマイモは、芋焼酎『銀座芋人』という商品となり、銀座の百貨店で販売されています。人間社会学部はプロジェクトが開始された2015年から参画し、1号館屋上で栽培したプランター20台分のサツマイモを提供しています。

焼酎の商品化による事業は、サツマイモの栽培による緑化で環境問題の解決をめざすソーシャルビジネスの事例として、この分野での人材育成をめざす人間社会学部にとって絶好の学びの機会となります。この活動は環境問題に限らず、都心部の新たなまちづくり、焼酎を製造する地方産業の活性化、銀座の地産地消商品として銀座を訪れる国内外の旅行者へのPRといったさまざまな効果も期待されています。

5月15日(月)、人間社会学部では屋上のプランターに40本の紅あずまの苗を植えました。学生有志が交替で水やりと生育の状況を観察していきます。3年目を迎えた今年度は、昨年度の30kgを上回る40kgの収穫をめざしています。学生たちは、そのサツマイモが焼酎となり、商品として販売されるプロセスを通じて、ソーシャルビジネスのアイデアの創出と手法に理解を深めます。

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