リラックスサービス・プロジェクト

心身共にリラックス! 新しいタイプのサービス創造プロジェクト

テーマ紹介

リラックスサービス・プロジェクトは、2018年度からスタートしました。「いまいちばん興味のあることは」と学生たちにアンケートをとった結果、トップは「眠り」という回答でした。キャンパス内を元気に駆けまわる学生たちですが実は少し疲れているのですね。講義、プロジェクト、ゼミ、サークル、部活、アルバイト、それに友達との付き合いなど朝から晩までフル回転です。身体を休める時間がありません。そこで、当プロジェクトは、学生たち自身がストレス解消、心身共にリラックスが出来るイベントや空間提供を考え行います。学生自身がプロジェクト実践を通じて経営の仕組みや手法を学び、SDGsを意識した、いま若者自身が求めている新しいサービスを創造します。

活動紹介

春学期はプロジェクト活動の基礎を座学で学びながら、既に企業や他大学、公共施設等で開設されているリラクゼーションスペースやサービスの調査を行います。同時に本学キャンパス内などを視察し、リラクゼーションスペースやサービスを提供出来る場所の検討を行います。SDGs、エシカル消費についても学びます。 7月にはSDGsのエシカル消費の観点からフラワーロスに着眼し、商機を失ってしまい行き場の無くなったお花を活用し、学内にリラックスできる環境作りとしてロスフラワーを設置したり、配布したりしました。また、ロスフラワーを使ったハーバリューム体験会も実施しました。
秋学期は実際に本格実践活動に入ります。SDGsを意識した学生の心身休まるリラックゼーションスペースとサービスの提供を行います。

リラックスサービスプロジェクト
リラックスサービスプロジェクト

学生の声

サービス創造学科 住谷 菜々
私たちのプロジェクトは、みんなが心身共に癒される最高のサービスを創り上げるチームです。「リラックス」というテーマを基に、学生の自由な発想で新しいサービスを創造できることが、本プロジェクトの魅力であると感じています。座学で学んだことを実践で挑戦・成長できる環境が整い、かつ現在のさまざまな地球上の社会問題を解決するためのSDGsにも着眼することで、より深い学びを得ることができます。社会にでても即戦力して活躍できる沢山のスキルを身に付けます。

サービス創造学科 山下 達也
プロジェクト活動では、大学の講義で学んでいる経営学やマーケティング等の学問を活用し、このプロジェクト実践活動の中で自らの実力として身に付けることができます。私たちリラックスサービス・プロジェクトでは、「新しいリラックス空間やサービスを提供する」というテーマで、学生時代から自由な発想でイベントの企画運営を経験することができます。サービス創造学部の公式サポーター企業や団体の協力を得ながら自ら考えた心地良い空間やサービスを実現できる他にはない貴重な講義であると考えています。

教員の声

学生に学んでほしいこと
プロジェクトとは、「目標達成や新しいものを考えるうえで行う計画や組織、業務を指す」とされています。わかりやすく言うと「目標を達成するための業務」です。このプロジェクトでは、現在のさまざまなストレスを感じないようにリラックス空間やリラックスサービスを考え提供します。その目標を達成するために米国の組織論の学者チェスター・バーナードが提唱した「組織の三要素」を理解し、組織運営に活用することが必要です。(1)自分たちのゴールを明確にする(共通目的)、(2)メンバー個人の高い意識づくり(協働意志)、(3)コミュニケーションです。ひとりでは出来ないことも複数の人が集まれば何事も出来るのです。メンバー全員が性善説で個人を尊重し、互いに協力し合いやり遂げましょう。

学生に期待すること
時代は常に変化しています。その変化の波をいかに感じ取り、いかに素早い対応をしていけるかが大事です。そういう感性や行動力を持つ人材がいま求められています。アンテナを高く張り、自分たちの進むべき方向で失敗を恐れず活躍して欲しいと思います。また、2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の「誰一人取り残さない」という原則を常に意識し、自分のことだけではなく、まわりのみんなのことも大事に考えられるやさしい人になって欲しいと心から思っています。

担当教員