平成28年度証券ゼミナール大会で三田村ゼミナールが優秀賞受賞

商経学部

2017年2月2日

12月8日(木)、9日(金)に開催された平成28年度証券ゼミナール大会において、商経学部三田村智准教授のゼミナールが優秀賞を受賞しました。

表彰式証券ゼミナール大会は、全国証券研究学生連盟が日本証券業協会の後援の下、証券・金融に関する実学的な研究と各大学間の交流を目的として、毎年12月に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催しています。36回目を迎えた今大会には、全国から30大学43ゼミ・団体から107チームが参加。「今後の国内証券流通市場の活性化について」「日本のベンチャー企業の資金調達について」など6つのテーマについて、18のブロックに分かれて2日間に亘る論文発表、討論が行われました。

ファイナンス研究をテーマとする三田村ゼミでは、この大会を3年生のゼミ活動の中心と位置づけ、4年前から参加しています。論文作成だけでなく、他大学と競い合う経験によって発表や討論のスキルを高めることも重視し、今年度は3チームが選択したテーマの研究に取り組んできました。

優秀賞を受賞したのは、商経学部商学科3年笹目玲奈さん(土浦第三高校出身)をリーダーとする4名のチームです。笹目さんたちは、第1テーマ「学校段階における金融リテラシー教育のあり方」のCブロックで、ライフプランを中心とした金融リテラシー教育の必要性を発表。生活に欠かせないお金の知識を正しく理解することだけでなく、将来のライフイベントや理想とする暮らしの実現に必要な費用を知り、備えに対する意識の醸成や資産の形成に関した教育を小学校から高校まで段階的に行うことの意義を論じました。

勉強会笹目さんのチームは、各自が小学校時代からの教科書を持ち寄り、「お金」に関する教育を振り返ることから研究を始めました。このテーマを選んだきっかけは、人が生きる上で欠かせない「お金」の教育が日本ではあまり進んでいないと感じていたこと。しかし、教科書には金融に関連したことがさまざま取り上げられていたことが分かり、学校教育における金融教育は、知識を定着させる方法や教育現場での現状に課題があると見出しました。

発表では、子どもたちでも「お金」について自ら考えられるライフプランを軸に、小学校・中学校・高校のそれぞれの段階に応じた教育を提案。ワークショップやゲーム型のツールを用いて楽しく学ぶアイデアは、夢を実現するために必要なお金の知識だけでなく、自分たちにも起こりうる金融トラブルについても体験的に学べるものです。また、金融機関の職員やファイナンシャル・プランナーを活用した教員へのサポートを通じて、子どもたちに長期的な教育を行う効果などにも言及しました。

討論練習3年生になるとすぐチーム分けが行われて以来、ゼミ以外の時間や夏休みも毎日のように顔を合わせて研究に励んだ笹目さんたちは、昨年度参加した4年生のアドバイスにも支えられながら、50ページに及ぶ論文をまとめ、大会に臨みました。三田村ゼミでは初めての優秀賞受賞に、「今大会に向けた取り組みを通じて、勉強すれば知識が着実に身に付いていくことが楽しかったし、受賞できたのは全力で取り組んだ成果」と振り返るとともに、「この大会に挑戦した先輩の姿を見て、自分たちも頑張ってきた。これからも優秀賞を取り続けられるようなゼミをめざして、自分たちの経験を伝えていきたい」と更なる意気込みを語りました。

平成28年度証券ゼミナール大会優秀賞受賞チーム

商経学部商学科3年 笹目玲奈さん(土浦第三高校出身)※リーダー
商経学部商学科3年 宮脇結香さん(那珂湊高校出身)
商経学部商学科3年 関口明希子さん(荒川商業高校出身)
商経学部商学科3年 松崎光治さん(岬高校出身)

受賞チーム

教員の声

三田村准教授ゼミとして5回目の挑戦で初めての優秀賞を獲得できました。初めて会うたくさんの人を前に研究の成果を発表し、議論するための準備はとても大変です。参加するだけでも良い経験だと思っていましたが、優秀賞にあと一歩届かず、悔しい思いをした先輩が後輩に自らの経験を伝え、互いに切磋琢磨しながら自主的にゼミ活動を行うようになりました。どんどんステップアップしてきています。優秀賞の受賞はもちろんですが、それが学年の枠を越えた学生の主体的な取り組みの成果であることをとても嬉しく思っています。このような活動に惹かれてゼミを選ぶ学生も増えてきました。学生同士で議論し、教え合うことはまさにアクティブ・ラーニング。その高い効果を感じています。

商経学部准教授 三田村 智