外川拓商経学部准教授が日本商業学会優秀論文賞を受賞

商経学部

2017年6月14日

外川拓商経学部准教授が、日本商業学会第67回全国研究大会(2017年5月26-28日、兵庫県立大学)において、優秀論文賞を受賞しました。

1951年、商業の理論的および実証的研究を行うことを目的として設立された日本商業学会は、国内外の商業学のみならずマーケティング論や流通論などの進歩と発展に中心的な役割を果たしています。会員による研究成果を広く公開するとともに、研究交流を活性化するため、学会誌『流通研究』を発行し、毎年、掲載された論文の中から最も優れた論文1篇に優秀論文賞を授与しています。

今回の優秀論文賞は、2016年発行の『流通研究』に掲載されたものが対象です。外川准教授を筆頭著者とした受賞論文「パッケージへの画像掲載が製品評価に及ぼす影響—解釈レベル理論に基づく検討—」は、同年3月刊行の第18巻第1号に掲載されました。

外川准教授らは、パッケージに製品画像を掲載することにより好ましい消費者反応が生じるという既存の研究で示された効果が常に生じるとは限らないことを、実験から明らかにしました。本論文では、消費者が第三者へのギフトを想定した(消費主体への社会的距離が遠い)場合や、遠い将来のために予約する(消費時点への時間的距離が遠い)場合は、文字だけのパッケージが製品評価を高めることを示しています。この発見は、既存のパッケージ研究、解釈レベル理論研究の進展だけでなく、マーケティングやデザインの実務にも大きな示唆を提供するものです。

外川准教授は、「大変名誉ある賞の受賞を喜ばしく思う。共著者をはじめ、助言をいただいた先生方に感謝し、さらに研究活動に精進するとともに、この成果を学生教育にしっかり反映させていきたい」と話しました。