プログラム概要

DDPトップ

「ダブル・ディグリーのプログラム」は、千葉商科大学で所属する学部と中国の上海立信会計金融学院(以下、立信学院)の指定の学部に学籍を有し、4年間でそれぞれの所定の卒業要件単位を充足し、双方の学位を取得するためのプログラムです。
本プログラムでは所定の期間に立信学院へ約1年間留学するほか、所属する学部の正規課程の授業とは別に、日中交流学院「修学コース」に所属して留学に備えた語学力や基礎知識を学び、留学後も立信学院を卒業するまでに必要な学修指導を受けることになります。これらすべての学修を「ダブル・ディグリーのプログラム」と呼びます。
本プログラムに参加するためには、1年次の7月に実施される選考試験に合格し、所定の手続きを行う必要があります。手続き完了後、立信学院の学籍が付与され、本学の学生でありながら立信学院の学生となります。
ダブル・ディグリーの制度は世界の主要大学の中で国境を越えて広まっている学修ならびに卒業資格の取得に関する方式です。本学ではすでに親密な協力関係にある立信学院と協同で、この制度をスタートしました。両大学で学び、双方の学位を持つということは、それぞれの文化、社会事情、語学に精通し、国際的に活躍する人材の証となります。

入学から学位取得までの流れ

※ 状況により、日程等は変更になる場合があります。

本学での授業の履修について

所属学部の卒業要件単位を充足するために、他の学生同様のスケジュールで履修登録等の手続きを行い、単位を修得します。
また、立信学院へ留学した際に受講する授業は、中国語で開講されることから、中国語の学修が必須になります。中国語の履修は、各学部において開設されている授業科目を履修するとともに、日中交流学院が開講する中国語講座を受講し、学修を進めていきます。
詳細については、別途、学内でのガイダンス等において説明が行われます。

上海立信会計金融学院での学修(留学)について

本学での2年次から3年次までの約1年間、立信学院へ留学し、立信学院が指定する授業科目を履修して、単位修得をめざします。
留学では、当然、中国語の授業を受講しますので、そのために、留学までにHSKの4級取得が必須条件となっています。
留学についての詳しい手続きや説明は、留学前の2年次春学期中にガイダンスを実施して行います。
なお、2021年度および2022年度の留学は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、オンライン留学となりました。

【2022年度留学実績】
  • 期間:2022年3月~7月
    2020年度入学者(第7期生):国際教養学部4名
  • 2022年9月~12月
    2020年度入学者(第7期生):国際教養学部4名、2021年度入学者(第8期生):国際教養学部5名 計9名
【2023年度留学実績】
  • 期間:2023年3月~7月
    2021年度入学者(第8期生):国際教養学部5名
  • 期間:2023年2月~2023年12月
    2021年度入学者(第8期生):商経学部2名
  • 2023年9月~12月
    2022年度入学者(第9期生):国際教養学部8名

卒業論文(第7期生)

2月6日、日中双方の大学から学位の取得をめざす「ダブル・デイグリーのプログラム」の卒論発表会を実施しました。
第7期生(2020年度入学)の3名は学部の正規課程とは別に日中交流学院「修学コース」に所属し、中国語や中国事情、専門科目に関連する知識などを学びました。3年次3月から12月までのオンライン留学期間を終え、卒業研究の成果を論文にまとめ、中国語での発表をしました。

論文テーマ

  • 「国際比較を通じた日本の若者の幸福度に関する考察 —OECDのアプローチに基づいた調査—」
    国際教養学部4年 石川瑠佑奈(石狩南高校出身)
  • 「観光立国化に向けた日本のインバウンド戦略」
    国際教養学部4年 梅本奈歩(本学付属高校出身)
  • 「フェイクニュースと表現の自由」
    国際教養学部4年 石田汐里

留学後の本学での学修について

立信学院に留学し、各学部・学科ごとに指定された科目を学修して、単位を修得した科目は、所属する学部・学科の専門科目として単位認定され、本学の卒業単位数に加算されます。
この単位認定は、留学後、本学にて行います。留学後の本学での学修については、帰国後、所属している学部で確認してください。また、立信学院の卒業要件として、8週間の職業体験を行い、報告書を作成する必要があります。詳細は留学後の説明会で確認してください。