この研究は、イ)合意が難しいとされる迷惑施設の計画をケーススタディの対象として、立場や役割の異なってこれまで接触の少なかった多くのステークホールダーが真剣に広範囲に持続的な相互学習を伴う学習をしながら、主観的なリスクの認識と、評価、そして認識され評価された複合リスクへの対応行動を表明し、協働活動をプラニングするのに有効なリスクコミュニケーションのプロセスを考案すること、ロ)異なったステークホールダーが効果的に協働活動を展開し、現在から未来にいたる社会のシステムのヴィジョンを相互に承認しあうユニバーサル・デザインの政策評価を達成する方法を創造すること、ハ)タイプの異なる地域社会でも適用可能なリスクコミュニケーション知識創造をサポートできるメカニズムを考案し、「リスクコミュニケーションの知識の創造と伝達のセンター」の創造を多世代、多機関、多分野、多地域の協働で市民の手作りで着手する活動主体を起動させるメカニズムを提案することが研究の目的とし、研究題名を「リスクコミュニケーションによる市民の政策評価への参加プロセスモデルの設計」(Universal Design of Citizen Participation Process for Policy Assessment by Effective Riskcommunication)と定めて平成17年度と18年度の2年間にわたり、熊田が主査となり、平成17年度は熊田、宮崎、樹下の3名で、平成18年度は熊田、宮崎の協働研究の活動を展開し、政策研究科のドクター・キャンディデイトの吉田大悟氏の作業協力により実行したもので、報告は4名全員が協働して完成させたものである。
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