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販売力強化策として大きな威力を発揮しているのは充実した販売管理システムの構築である。店舗別品目別販売情報・顧客情報・購入履歴・商品管理情報・苦情情報・同業他社新商品情報・同業他店舗情報・全社員のLINEネット・店舗スタッフLINEネット・その他インターネット活用による全社員の徹底した情報共有が実施されている。ブランド名の変更と東京本部 (全社管理機能)の展開北海道砂川市に本社が所在しているが、全社管理機能は表参道に東京本部を展開し、同時に世界を視野に今後の営業活動を進める体制が構築された。更に、ブランド名も「LAUREL」から「shiro」に変更した。 新ブランド名には、今井社長の浩恵のHIROを冠する等、社長の意気込みを表現している。イメージ戦略や単なる企業の変革ではなく「次元の異なる世界への挑戦」を目指すものである。新業態へのチャレンジ新ブランドshiroへの変更に併せて、新業態へのチャレンジを試みている。本社所在地砂川市の国道12号線沿いに新たに用地を購入し、店舗を新築した。この店舗は創業以来お世話になった当地域への感謝の意味を込めたもので、採算度外視のユニークな施設である。砂川市に表参道の雰囲気を漂わせる新たな観光名所と成り得る施設として、新聞・テレビ・雑誌等で取り上げられ、地域社会にも極めて好評である。この店舗には当社製品の厳選された素材を活用した新商品を展開するセレクト食品のshiroLIFE及びshiro café等、新業態へのチャレンジ店舗でもある。更に表参道には自社商品の体験使用を提供する場としてshiro beautyの開設準備が進められている。2016年5月ロンドン出店海外から輸入されている化粧品の多くはフランス、イギリスを始め多くはヨーロッパからのブランドが多い。shiroも一層の飛躍を遂げるためには、先ずは自然派化粧品先進地のヨーロッパ、特にイギリスからの進出を目指し、ロンドン出店を準備している。その後ニューヨーク、パリを含め2020年までには海外店舗10店舗の開設を図りたい。そこでの評価を得て次なる展開が当面の経営戦略である。予測される経営課題1.25坪の小規模店舗からスタートした(株)ローレルも、7年で年商25億円を目標とする経営規模にまで拡大した。今後は海外展開の実現と更なる急速成長には、多くの経営課題を克服しなければならない。創業以来の社員と中途採用社員の公平な人事評価制度の導入。売上増加に伴う生産設備の強化や新工場の建設。優秀な人材確保。新業態事業の収益性の確保等、解決しなければならない課題は多い。これらを乗り越え関係諸機関のご支援を戴き一層の飛躍を期待したい。■会社概要会社名…………株式会社ローレル(自然素材の化粧品製造・販売)社長……………今井浩恵氏本社……………北海道砂川市西豊沼275番地東京本部………東京都港区北青山3丁目6番7号青山パラシオタワー9F資本金…………6,000万円従業員数………120名(パート・アルバイト含む)URL…………https://laureloil.jp/shiroLIFE札幌ステラプレイス店55中小企業支援研究 Vol.3

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