中小企業支援研究No4
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第一部開会の辞千葉商科大学経済研究所所長 商経学部教授 橋本隆子本日の公開シンポジウム「地域資源活用による活性化」~若者(大学生)・よそ者(プロデューサー)目線の活用で地方創生~では、第一部として、慶應義塾大学SFC研究所所長で総合政策学部教授である飯盛先生より基調報告を、そして、ランドブレイン㈱地方活性化グループチーム長の吉戸様より事例報告をいただく。第二部として、飯盛先生にモデレーターをお願いしたパネルディスカッションでは、引き続き吉戸様と、㈱ファーム・アンド・ファーム・カンパニー代表取締役の藤井様、㈱みやじ豚代表取締役社長の宮治様、また、本学で地域活性化の活動に取組んでいる人間社会学部教授の鈴木先生とその学生たち、さらに、昨年度までの3年間、勝浦市と千葉商科大学経済研究所との連携協定に基づいて行われていた「勝浦市総合活性化調査事業」に取組んできた3名の学生という、年齢も多様でさまざまな活動を行っている方々がパネラーとして登壇し、活発な議論が展開されることを大変期待している。地域活性化や地方創生というテーマは、今日注目が集まっている話題であり、千葉商科大学経済研究所/中小企業研究・支援機構においても大変重要であると考えている。本日のシンポジウムを通じて、ご参加いただいた皆さまとともにこの問題に対して改めて考え、また、何らかの知見やアイデアを持ち帰っていただければ何よりも幸いである。基調報告慶應義塾大学SFC研究所所長 総合政策学部教授飯盛義徳氏■研究会活動について本日の基調報告は、地域づくりにおける支援の方法や大学の関わり方についてお話しさせていただく。飯盛義徳研究会では、経営学(マネジメント)の視点から地域活性化の具体策を検討し、さまざまなプロジェクトを立上げ実践しながら学んでいる。今日、地方創生が耳目を集めており、その具体的な進め方が課題であるが、私は少し楽観的に考えている。それは、地域づくりに関心のある学生の増加を実感しているからである。研究会では年1回、訪問先の自治体担当から事前学習を受けた後、2泊3日の夏合宿を経て、地域の課題解決の提言発表会を行ってシンポジウム・レポート平成28年12月17日、千葉商科大学図書館5階会議場で、経済研究所主催のシンポジウム「地域資源活用による活性化~若者(大学生)・よそ者(プロデューサー)目線の活用で地方創生~」が開催された。当日会場には、地域資源活用による活性化への取組み等に関心のある各種事業関係者や中小企業経営者、研究機関の研究者、金融機関関係者、中小企業診断士等、多方面からのご参加をいただいた。本シンポジウムの概要は以下の通りである。地域づくりのマネジメント~つながりをつくり、創発を生む仕組みづくり~地域活性化における外部人材の役割~全国の事例に学ぶ~基調報告事例報告パネルディスカッション地域資源活用による活性化~若者(大学生)・よそ者(プロデューサー)目線の活用で地方創生~第一部第二部10中小企業支援研究

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