中小企業支援研究No4
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現在の開発品の進捗状況その開発製品の一例として、地熱環境を利用した耐震用のコンクリートボックスの開発を実施中である。価値を伝える日本各地で地震が多発する中、各分野で要望の多い耐震製品の開発に向け会社一丸となって取り組み、現状のお客様である関東圏内の建設会社 ゼネコン、同業者等から関東圏外及び民間企業にも、既存製品になかった耐震性・減災性を有した価値あるコンクリート二次製品の価値を伝達していく。支援所感及び今後の支援内容本ものづくり補助金の担当者である谷中様は、コンクリート二次製品の開発を担っており、当初その思いが強く、もの補助の題目である計測技術の開発とコンクリート二次製品の開発を比較すると後者のモチベーション比率が多く、何回もの打合せにより、事業計画を作成することができた。またその熱い思いは、群馬県中小企業団体中央会の「もの補助の支援員」にも伝えられ、十数回の修正した実績報告書の内容は、今回導入した計測技術より、新たなコンクリート開発品の活用に重きを置くこととなった。それは、三和コンクリート工業様が同社の既存品も含めた、お客様の安心・安全への要求、さらにはお客様の「笑顔」を求めて製品開発をしていることに他ならないことである。平成26年度、各商工会の経営指導員の方々とともに、ものづくり、経営革新計画等々150件に及ぶ支援をさせて頂いた中で、革新性、独自性等の面で、特に印象に残った1社として筆者が本稿を立ち上げた契機となった。今後の開発製品により、同社の今後のさらなる成長を期待したい。今後の支援として、新たな事業機会を見出すための取り組み、および経営革新計画策定を通じた本開発品のさらなる価値の提供に関わる支援が求められている。■会社概要会社名……三和コンクリート工業株式会社      (コンクリート2次製品の設計・製造・販売)社長………森田 敏男本社………茨城県古河市仁連1347番地資本金……4,800万円従業員数…137名URL………http://www.sckk.jp事例報告46中小企業支援研究

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