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図表3の分類の内、2商品・サービス企画を目的とする連携が最も多い。次に、1製造技術・研究開発、3市場開拓・販売先確保の順である。2の企画段階を終えた事業は、次のステップとして3へ進む。4地域活性化は、2と3に付随する。地域の魅力を域外に発信する。市場開拓において、「農林水産型」は、地産地消を重視し域内での販売割合が高く、「観光型」「産地技術型」の場合は、地域の人口減少等の限界から海外や大消費地を含む域外からの動員及び販売を重視しており、越境連携がすすむ。「農林水産型」も今後、域外での販売開拓余地が大きく、越境連携が期待される。図表2 地域資源の分類表と資産づくり 7 図表3 連携目的と価値創出の方向 87 2005年.中小機構商品づくりサポートブック3ページ地域資源の分類に従い、筆者が作成した。8 6事例集に基づき、筆者が考察し作成した。企業間連携は、地域資源を活用しようとする当事者が、当該地域資源の持つ資産として有用性に気付いていることが前提となる。大企業と比べ経営資源に制約のある中小企業にとっては、他企業との連携が重要となる。そして、連携を推進するリーダー企業及びそのキーマンの存在が決め手となる。(図表4)43中小企業支援研究 Vol.6

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