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事例研究⑵ 菊川工業㈱壁面3次元加工成型技術の自動化・産学官研究開発事業1933年創業の金属建材メーカー(本社:東京都墨田区、代表取締役社長宇津野嘉彦氏)。創業以来、時代をリードする建築物に果敢に挑戦している。ビル壁材加工の独自のデザイン・スタイルが強みである。全ての仕事がお客様のオーダーメイドであり、常に新しい課題に挑み続けている。咋今、業界の流れとして、建築コスト重視の波が押し寄せており、ゼネコンの下請け競争に巻き込まれている。独自の強みを活かし、建築主から評価を得て指名発注を受けることが必要となっている。建築業界では、3DCADの発達と共に、自由曲線を多用したデザイン建築設計の需要が国際的に求められている。と同時に、3次元板金加工技術の効率化へ向けた実現化が課題となっていた。建築材料として、3次元形状の板金材をより広く活用するために、当社では、短時間・低コストで3次元加工を実現する研究を続けてきた。平成24年度新連携事業の認定を受ける13。事業テーマは「金属加工技術を活用した印象的な建築物による特色ある地域づくり」であり、建築家をはじめ大学研究室、製造技術メーカー、分析・評価技術支援機関、関東経産省局他公的機関及び金融機関とのコラボレーションをすすめた。(図表7)13連携目的は、製造技術・研究開発。コア企業は菊川工業。サブリーダーは建築家。そして、パートナーとして複数者が、それぞれが持つ独自の機能を開示した。連携スタイルは、コア企業の課題に向けて独自の強み図表6 (事例研究)わたらせ渓谷鐵道株式会社 12図表7(事例研究)菊川工業㈱ 13図表8(事例研究)熊本ネクストソサエティ㈱ 1412 わたらせ渓谷鐵道株式会社 知的資産経営報告書2013から引用。図表は本報告書記載内容から筆者が作成した。13 中小機構 新連携事業認定計画一覧2019.01.08ホームページから引用   http://j-net21.smrj.go.jp/expand/shinrenkei/ninteikeikaku/heisei24.html 図表は上記レポートを参考に筆者が作成した。14 中小機構 農商工連携パーク 2019.01.08ホームページから引用   http://jnet21.smrj.go.jp/expand/noshoko/nintei/entry/kumamoto/130204-001.html 図表は上記レポートを参考に筆者が作成した。45中小企業支援研究 Vol.6

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