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結果・分析集客活動の結果、客数は増加してきた。バッグなどを求めて来店する小売顧客の他、買取目的来店客も増加傾向で、来店数は2018年上半期の月間平均69客(内買取目的来店44客)から下半期116客(内買取目的来店72客)へと増加した。区内全域をカバーする地域新聞やWeb、口コミなどの影響が徐々に出てきたものと思われる。小売りから買取につながる顧客も出始めてきた。来店客数は増えてきたものの、リピート顧客が多く新規買取顧客は微増となっている。リピート顧客は成約率も高く、売上の基盤となるので大変有難い存在ではあるのだが、徐々に単価が下がる傾向があるので、継続的に新規顧客の開拓が必要と考えている。課題と解決の方向性新規顧客数が少ないので増加は必須である。新規顧客を増やすため、ポスティングエリアの拡大、店頭の活性化、Webによる訴求の強化を図っていきたい。FCモデル店舗と比較しWEB経由の来店が少ないので、ブログ更新やSNS連携等、費用をかけない範囲でWebからの集客を上げていきたいと考えている。オープンして1年経過した現在も「お店変わったんだ」という声が聞かれる。訴求不足を反省しつつ、「お買取りに興味を持っていない方」にもお店の存在を告知できるよう、店頭の訴求を強化していく予定である。年末に引越しによる家財の整理や生前、遺品整理から発生する出張査定の引き合いがあった。「売りたいものはあるのだが持っていくことが難しい」お客様も存在することが分かったので、出張査定を強化し、家財整理、断捨離、生前贈与などのニーズを拾っていきたい。個人経営の為、中小企業診断士の仕事等が入ると閉店しており、お客様から「この前来たけど閉まっていた。」とお話しいただくケースが発生している。HPや店頭でスケジュールの告知はしているが、まだ認知が足りないのでうまく訴求していく必要がある。今後に向けて当店の後にオープンした競合店が半年ほどでクローズするなど競争環境が厳しい中、お客様に支えられ、無事2年目を迎えることができた。しかしながら、運営面はまだまだ厳しい状況であり、経営を安定化させていくためには売上と利益を増やしていかなければならない。2年目は1年目に効果があったポスティングのエリア拡大や地域新聞へ広告などに加え、ウェブによる訴求強化や出張査定ニーズを取り込んでいくことを模索している。ゆくゆくはパート社員を採用、育成して作業効率化を図り、可能であれば診断士業務の際の店休日を無くしていきたい。検証と改善を繰り返しながら、少しずつでもお客様のニーズにお応えできる店舗を目指していきたいと考えている。【店頭画像:11月】【地域向け新聞】55中小企業支援研究 Vol.6

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