View & Vision No42
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3742 第四は企業の社会的責任の遂行です。当社3事業所は駅近隣にあり、街の顔的な存在です。当社経営が傾き建物の内外が劣化する時、街の魅力も減退します。地域の一等地で商売させていただいていることは当社の資産ですが、一方で社会的責任という負債を背負っている事も自覚しています。社会的責任の実行は、元気!市川会のみならず、行政と協働して推進中の地域防犯カメラ・ボランティア制度等、会社単独でも進めます。 筆者は千葉商科大学で1997年開講、2016年の今年第20回目を迎える「CUC中小企業マネジメントスクール」を2001年から連続受講し、受講生で構成する組織「生々塾」の代表を2003年から務め、大学とWin〜Winの関係を築いています。数年間続けた寄付講義も含めると、現在まで200社の経営者・幹部の成功事例を聴講しました。その学びから、成功する中小企業戦略は、以下の2項目に纏めることができると考えます。(1)お客様の「不」の解消を目指し、創意工夫溢れる高付加価値の商品・サービスを、買い手が納得する条件でご提供できる力を養い、価格競争を回避しつつ、小規模でも着実な成長と収益を上げ続ける。(2)人と組織のイノベーションを絶やさず、顧客・取引先・社員・地域から感謝・信頼・尊敬される会社を目指して精進し、存在価値を高め、企業活力を高め続ける。 ビル管理業の必勝策は、建物の階床を工場・機械と捉えて、その生産性・稼働率向上策の継続実施です。 当社は未だ発展途上の中小企業と自覚しており、今後も経営品質向上を目指して研鑽を積み、企業寿命百年超の実現を目指したソフト・ハードの投資を続け、社是「市川ビルで良かった!」を皆様に実感していただけるよう努力しますので、今後とも宜しくご指導の程お願い致します。中小企業かく在るべし!図6 収益獲得機械CFMの性能維持思想

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