View & Vision No42
4/62

242年、企業と大学のコラボレーションによる商品開発が注目されている。大学の強みや学生力を活かした商品開発は、企業にとっては新たな市場の開拓、大学にとっては実践的な教育の場の獲得や地域活性化への貢献といったメリットが考えられる。一方で、産学連携活動が真に社会の役に立っているのか、大学として取り組むべきテーマを選択しているか、事業として継続が可能か、産学連携を推進する大学教員を如何に評価していくかなど、さまざまな問題がある。 そこで千葉商科大学経済研究所では、2016年7月2日に「産学連携による商品開発」をテーマとし、大学のマーケティング力を活用して市場を創出する取り組みと、その意義・課題についてシンポジウムを開催した。大変多くの聴講者にご参加いただき、大成功のシンポジウムであり、産学連携の意義や今後の進め方について改めて考えさせられる良い機会となった。今回の『CUC View & Vision』は、そのシンポジウムでご講演いただいた研究者、コンサルタントの先生方に寄稿をお願いし、シンポ特 集大学のマーケティング力で市場をつくる―産学連携による商品開発―近

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 4

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です