View & Vision No42
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5142原田曜平(2014)「女子力男子」宝島社.Kurt, Didem, J. Jerey Inman, and Jennifer J. Argo (2011) , “The Inuence of Friends on Consumer Spending: The Role of Agency-Communion Orientation and Self-Monitoring ,”Journal of Marketing Research, Vol.48, No.4, pp.741-754.Luo’ Xueming (2005), “How Does Shopping with Others Inuence Impulsive Purchasing?,”Journal of Consumer Psychology, Vol.15, No.4, pp.288-294.太田恵理子(2015)「若者のライフスタイル‐成熟社会に生きる若者と格差‐」『マーケティングジャーナル』第34巻、第4号、日本マーケティング学会、6-22頁.齊藤勇(2004)「言語による自己呈示の対人心理学的アプローチ‐内心と言行の不一致の心理メカニズムについて」『立正大学心理学研究所紀要』第2号、立正大学心理学研究所、15-39頁.手塚豊(2012)「若者論再考‐『いまどきのヤツは』を超えて‐」『季刊マーケティングジャーナル』第31巻、第4号、日本マーケティング協会、36-50頁.ぴあ株式会社ホームページ(http://corporate.pia.jp/;最終アクセス日 2016年7月15日)参考文献参考資料イティブ発想で)組み合わせることによって新規未知なるサービスが創造されていく仕組みを試みている。ぴあ社が開催を検討している、ただ眠るだけのフェス「眠フェス(ねむフェス)」は同仕組みから考案された。 今年度、大学生パネル(調査会社が保有するパネルを想定)を対象とした調査を実施し、「感動消費」スケールの精度を高め、若者向けサービスの評価、評判、共有のゆくえ、ならびに市場規模を予め検知できる装置の基盤を作り上げることを目標とする。 当研究を通して、近い将来、“感動消費量”の算定技術を、千葉商科大学経済研究所からサービス認証モデルとして世の中に発信したいと考えている。研究成果を社会課題の解決に役立てるために設計していく事前の戦略的研究が大学の研究現場にも求められる時代にあり、その役割の一端が私(西根)のようなビジネスパーソンの立場からマーケティング研究している者に課せられていると考える。7.今回の共同研究の期待される成果 企業がサービスを提供する対象は若者ばかりではない。しかし今回、我々が若者へのサービス提供に研究対象を絞る理由は、第一に大学キャンパスという限られた空間に多くの若者たちが学んでいて彼らが自分達の属する若者市場を理解させることがサービス創造人材育成の教育につながると考えているから、第二に大学を含め多くの企業が多様なサービス市場に対してどのように向き合うのかを検討する機会であるから、第三に共同研究の成果がサービスやサービス創造の研究の促進につながる可能性があるからである。

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