View & Vision44
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25特 集女性の活躍が地域社会を変える44南関東の高校卒業者(女子)の状況についてのまとめ 性差が県によってばらつきがあるということは、何らかの要因が進学率に影響していると考えられます。例えば女子の4大進学を妨げている学問に対する地域の価値観、学力、ムードなどの人的要因に支配されている要素を排除できるかが変化のポイントではないかと思います。現時点の4大進学者で女子の構成比が低いのは短大や、女子が多い職業を目指せる専門学校への進学という選択等、選択肢が多いからと考えられます。CUCの女子比率を向上させるとしたら、何らかの方策で短大・専門学校のマーケットから獲得するのが近道かと思います。 学部の増加と足並みを揃えるように女子の受験者は増加を続けています。世間的な数字から見ると数値的にはまだまだ低く、昨年実績の1.5倍くらいが目指すべき数字となっています。学部・学科間の女子比率はこの時点からかなり大きく差があり、サービス創造学部と国際教養学部が突出して高く、商経学部経済学科が下がっています。ここ数年で一般入試、センター利用入試で学部併願の仕組みを導入したので、受験段階では女子比率は平均化するかと考えていましたが、実際は大きな変化はなく女子は受験先の絞り込みにブレがないと考えられます。 表7が合格者に占める女子の割合でH29では程度の差はありますが全ての学部・学科で受験時よりも女子比率が上がっています。特にサービス創造学部では13%強も女子比率があがっており入試での強さが際立っています。表8では合格者の女子比率が受験時の比率とどれだけ変化したかを数値化しました。数字が大きいほど女子比率が上がっています。直近10年でCUCの状況について3表6 CUC受験者の女子比率(直近10年間分)商経学部政策情報学部サービス創造学部人間社会学部国際教養学部合計女子延人数商学科経済学科経営学科H2919.4%13.7%17.5%18.6%31.4%20.4%27.4%20.2%1,098 H2820.7%11.1%17.1%16.7%29.6%22.2%27.2%19.4%797 H2722.4%14.3%17.2%18.1%29.3%26.5%27.2%21.2%762 H2618.9%10.4%18.5%21.4%28.5%14.8%18.4%459 H2520.3%8.9%17.0%18.0%28.4%17.5%429 H2420.3%8.6%14.5%24.4%26.1%17.1%463 H2322.5%10.1%16.4%19.7%30.0%17.9%541 H2221.6%7.7%17.2%18.2%29.7%17.3%505 H2119.2%7.9%14.2%16.2%19.8%14.5%433 H2018.6%8.4%17.8%23.7%15.8%431 表7 CUC合格者の女子比率(直近10年分)商経学部政策情報学部サービス創造学部人間社会学部国際教養学部合計女子延人数商学科経済学科経営学科H2924.3%13.8%20.6%24.2%44.7%23.3%34.9%24.9%379 H2824.7%12.2%20.0%24.7%34.7%23.8%31.5%23.3%362 H2724.4%15.6%19.2%21.7%32.9%31.0%31.7%23.8%326 H2620.4%10.3%19.6%22.5%31.9%16.8%19.6%239 H2522.0%10.3%19.2%18.2%36.8%20.0%266 H2423.5%9.9%17.0%26.9%29.4%19.9%300 H2326.4%11.3%17.5%21.8%36.2%21.0%327 H2224.2%9.7%18.3%18.7%33.5%19.6%332 H2121.3%9.8%16.7%17.5%26.7%17.3%289 H2019.3%9.1%18.7%23.6%16.7%266

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