View & Vision44
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26特 集女性の活躍が地域社会を変える44はほとんどの入試で女子比率が向上しています。 表9では入学者の女子比率を算出しています。表6の受験者の女子比率よりも入学者の女子比率が大きく増えている学部が目立ちます。大きく3グループになっていて30%台後半以上のサービス創造学部、国際教養学部、20%台前半の商経学部商学科、政策情報学部、人間社会学部、10%前半以下の商経学部経済学科、商経学部経営学科です。 表10に受験者と入学者の女子比率のギャップをまとめましたが、商経学部商学科、政策情報学部、サービス創造学部、国際教養学部はほとんどの年で入学者の女子比率が上昇しています。 表11は合格者と入学者の比較です。数字が大きいほど入学者の女子比率が高くなっているのですが、国際教養学部を除くとほとんどの学部・学科で数字が悪くなっています。この表で見ると増加している国際教養学部、横ばいの商経学部商学科とサービス創造学部、10%強減少の人間社会学部と政策情報学部。40%近く減少する商経学部経済学科、商経学部経営学科の4グループに分類できます。CUCの状況についてのまとめ 女子比率が受験、合格、入学で変動するのはいくつか理由があります。まずは合否の問題でこれは性別に関係なく実力で決まってしまうのですが、毎年女子の合格比率が高くなっています。AO・推薦では事前に十分準備をして入試に臨み、一般・センター利用では学力が高い女子が多いことになります。ただ、女子の合格者が実際の進学先としてそれぞれの学部・学科を選んだかどうかで見ると、CUCとしてもう少し選ばれる努力をする必要がありそうです。 今回は入試の話だけですが、それ以外にも在学中に留学する比率も女子の方が高いですし、就職率も同様に女子が高くなっています。ゼミやサークルでもリーダーが女子である例はあちこちで見られるように思います。女子の入学者を増やすことで大学の質が変化す表9 CUC入学者の女子比率について(直近10年分)商経学部政策情報学部サービス創造学部人間社会学部国際教養学部合計女子延人数商学科経済学科経営学科H2923.0%8.7%12.9%21.1%43.6%20.3%39.3%23.0%379 H2822.5%9.1%17.9%25.5%36.8%19.7%39.5%22.8%362 H2724.8%10.7%12.2%18.7%32.5%29.4%41.4%22.9%326 H2620.1%7.5%17.7%20.9%33.2%14.4%19.6%239 H2519.8%8.3%15.6%17.9%36.1%19.0%266 H2422.7%8.9%15.9%26.3%29.0%19.9%300 H2324.9%8.4%15.3%19.7%35.8%20.0%327 H2222.4%11.4%15.7%20.2%33.0%19.8%332 H2121.2%8.6%15.0%17.3%26.0%17.0%289 H2018.5%8.5%17.5%22.6%16.1%266 表8 CUC合格者の受験者比率との差(直近10年分)商経学部政策情報学部サービス創造学部人間社会学部国際教養学部平均商学科経済学科経営学科H29125.0%100.8%117.8%130.3%142.4%114.0%127.4%122.5%H28119.4%109.9%117.2%147.9%117.2%107.3%116.0%119.3%H27108.9%109.4%111.7%119.9%112.4%116.9%116.4%113.7%H26107.8%98.8%106.0%105.0%111.8%113.6%107.2%H25108.3%115.4%112.6%101.2%129.7%113.4%H24116.0%115.3%117.1%110.1%112.8%114.3%H23117.1%112.2%106.5%110.8%120.8%113.5%H22112.3%125.6%106.2%102.9%112.8%112.0%H21110.7%123.3%117.2%107.7%134.7%118.8%H20103.9%108.3%105.1%99.7%104.3%

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