View & Vision44
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3144 マスかミニかの判定は集客目標数ではなく、在学生数に対する集客率で見ることにしました。集客率30%以上をマス、29%以下をミニとしました。集客目標数がマスになっていても対在学生集客率が低ければ結果としてそのイベントはマスに訴求しなかったということでミニと判断しました。29%以下でも例えば表1の⑫のように298名が参加していればマスなのではとも思いますが、敢えてミニとしました。 2つの表を見比べると、3年生向けと4年生向けで明らかな違いがわかります。3年生は圧倒的にマスで、4年生は圧倒的にミニなっています。先述したように、マスかミニかは在学生に対する集客結果で判定しています。つまり3年生向けイベントは対象がマスに、4年生向けイベントは対象がミニに訴求しているということです。3年生は就職活動の準備期間ということでわからないことも多いため、「就勝!実践講座8回シリーズ」のように常に全員に共通したテーマのイベントを中心に展開することができます。4年生は就職活動本番に突入しているため、学生の進捗状況にバラつきがあり、さらに企業の動きも関係するためテーマも多様になります。 これらを踏まえ、イベント目的、ターゲティング(対象)、集客率評価の相関を2軸4象限で表したのが図1と図2です。縦軸を集客目標に対する達成率、横軸を対象(マスかミニか)としています。 3年生はイベントの7割で目標達成率が高く、マス対象で基礎知識の修得及びマッチングを目的としたイベントの集客率が高いことがわかります。マッチングイベントの⑩⑪はいずれもインターンシップを予定している企業とのマッチングを目的としたもので、インターンシップに関するガイダンス的な要素も含めております。昨今のインターンシップブームが後押して対目標集客率が春学期開催分で100%、秋学期でも80%近くになりました。マッチング⑮は就活本番解禁に合わせて実施した学内最初の合同会社説明会です。学生間に進捗状況でまだ大きな開きがないため、自ずとマスに訴求できたのだと思います。就職力UPの⑨⑫はミニ対象ですが集客率が高かったイベントです。これは難関企業が行う選考型インターンシップに挑戦させようというもので、どちらかというと意欲が高いか少し自信のある学生を対象にしています。 集客率はいずれも70%を超えており、ほぼ狙い通りの集客ができています。ただ4年生になった現在、難関企業から内定がもらえたかどうかはまだ確認できていません。モチベーションを高めるイベント⑭は4年生内定との交流会ですが集客率は目標を大きく下回図 1 3年生向けイベントの相関表2.イベント特性と集客率の相関 マッチング⑮ マッチング⑩ 基礎知識 ① 就職力UP⑨ 就職力UP⑫ マッチング⑪ 基礎知識 ② 基礎知識 ③ 基礎知識 ⑧ 基礎知識④ 就職力UP⑬ 基礎知識 ⑥ 基礎知識 ⑤ モチベーション⑭ 基礎知識 ⑦ 基礎知識 ⑦ 100% 0% マス ミニ

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