View & Vision44
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3244りました。本番間近のタイミングということでもっと学生を集めたかったのですが先輩内定者の話の訴求対象は思ったほど多くありませんでした。3年次は本番に向けた助走期間ということもあり、モチベーションアップは重要になりますが、何がモチベーションアップに繋がるのかを見極める必要があります。 4年生向けイベントの大半は対象がミニで、そのうちの8割のイベントが集客に苦戦しています。集客率が高い就職力UPの①は「就勝!実践講座ファイナル」と銘打って内定獲得するための6つのプログラムを紹介することで訴求効果を上げました。マッチング④は4年生向けの定番イベントである学内合同会社説明会ですが、マッチング⑧の学内選考会ともリンクしており、今回は事前に履歴書を提出して企業から逆オファーをもらうという初の試みが期待されました。結果は予想を大きく上まわる320人の履歴書が事前に提出され、対目標集客率も約8割となりました。 「オファーが欲しい」、「自分の市場価値を確かめたい」という就活生心理を掴んだことが集客に繋がったと思います。参加企業には、当日の説明会開始前に320人の履歴書ファイルをチェックしていただかなくてはならず、相当ご負担をお掛けしましたが、オファーがもらえた学生にとっては就職活動に対するモチベーションアップに繋がる有効なイベントでした。実際、事前に履歴書を提出してこのイベントに参加し、オファーがもらえたことで自信がついてその後の就職活動がスムーズになり、複数社から内定がもらえたというような事例を多く聞いています。マッチングイベントにしてモチベーションアップも狙えたということでその意義は大きく、今後の学内イベントの有り様を示唆するものとなりました。 モチベーション⑪は「夏スパート講座」と銘打って、7月度の学内合同会社説明会の集客にも繋げたいという意図があります。対象は就活の進捗状況が芳しくない学生やスロースターターの学生、または内定をもらっていてもまだ消化不良で活動を継続したいと思っている学生などを想定しています。7月の学内合同会社説明会に参加すれば夏休み中に内定を獲得できる、そのために参加企業のことを事前に十分研究しておこうという趣旨のイベントです。その結果、集客目標の7割はクリアできましたが、肝心の7月度学内合同会社説明会(マッチング⑫)の対目標集客率は65%という結果に終わりました。 一方、集客に苦戦したモチベーション⑨は訴求対象が12名と最も少なかったイベントです。「就職フリー相談会」という名の通り、ややターゲットが不明確で 就職力UP① モチベーション⑪ マッチング⑧ マッチング④ 就職力UP⑦ マッチング⑫ 就職力UP③ 就職力UP⑥ 100% マス ミニ 就職力UP⑩ マッチング⑤ 基礎知識② モチベーション⑨ 0% 図2 4 年生向けイベントの相関表

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