view&vision48
44/74

4248ディーに実用化していく様子にとても感動した。今さらながら学生時代にもっと真面目に勉強しておけば良かったと、少し後悔している。未来を予測し、将来のための新たなビジネスモデルを同業他社に先駆けて構築しようとする場合、大学はとても素晴らしい情報源となる。今後も様々な形で利用させていただきたい。執者前列右から2番目おわりに「印刷物の価値」とは、印刷物を使うことで経済的にプラスになる効果を生み出す企画を最重視するということである。印刷はこれまでのような情報を伝えるメディアとしてではなく、伝える情報に価値を見出すということである。したがってこれから印刷業が生き残っていくためには、製造業ではないのは勿論のこと、コミュニケーション業でもなく、・プロモーション業・コンサルティング業・コンテンツ業等にシフトしていくべきである。これらのことに気付くことができたのも、また、改革に取り組まなくては生き残れないと腹をくくって行動を起こせたのも、思い返せば20代の頃から数々の勉強会やセミナーに参加し、また、商工会議所や法人会、またその他たくさんの異業種交流会に積極的に参加し、勉強してきたからである。日々の業務の忙しさから、せっかくセミナーで素晴らしいことを学んでも、人から素晴らしい話を聞かせていただいても、ついその場限りで行動を起こせないことが多かったのだが、いざ何かが必要になった時に自分の中に沢山の引き出しがあることに気付く。色々な人から「話ばっかり聞いていても行動しなければ意味がない。聞いただけで満足しているようでは駄目だ」とお叱りを受け続けてきた。しかし、その時すぐに行動しなくても、それらの知識は必要な時に必要なものが取り出せれば良いのである。今後も弊社はまだまだ安心のできない不安定な状況ではあるが、顧客にとって必要不可欠なサービス・商品を提供できるよう、慌てず焦らず一歩ずつ着実に前に進んで行くことで、弊社そのものが地域にとって必要不可欠な存在となって努力を重ねながら、次世代にバトンタッチしていきたい。

元のページ  ../index.html#44

このブックを見る