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5248両大学でこのプログラムについての協議書が交わされ、2014年度から本学において学生を募集開始した。3.2 目的本プログラムでは、本学と立信の両大学で学び、双方の学位を持つことで、それぞれの文化、社会事情、語学に精通し、国際的に活躍する人材の証となり、卒業後に日中両国で活躍できる人材を育成することを目指す。立信とはこれまでの友好的かつ戦略的なパートナーシップとして相互に良好な関係を継続しており、今後の両大学の成長、発展につながる。【…4. 本学におけるダブル・ディグリープログラムの設計と実施…】4.1 設計本学におけるダブル・ディグリープログラムの設計にあたっては、主に以下のような点を立信とも議論し調整を行った。・本学の対象となる学部と対応する立信の学部の設定・単位の相互認定とカリキュラム(単位数、科目、留学)・学籍と期間・留学に必要な能力(1)本学の対象となる学部と対応する立信の学部の設定本項目については、本学の学部の内容と立信の学部の内容を精査して、できるだけ近い学部を対応させることとした。立信は会計に強い大学で、加えて経済、経営などの学部があり、本学の学部と対応付けが容易であった。また、法律、情報、外国語など多様な学部を持っており、本学の新しい学部の内容にも適用しやすい。そこで、商経学部の3学科と政策情報学部、サービス創造学部、国際教養学部について、表1に示すように、対応する立信側の学部を協議により策定した。「学院」は学部を意味する。政策情報学部は日中協同コースでは信息管理学院と提携しているが、ダブル・ディグリーについては地域政策コースの学びに対応した学部を選択した。なお、人間社会学部については現在のところ設定していない。(2)学位授与に必要となる単位数、科目の設定ダブル・ディグリープログラムにおいて立信により授与される学位は、双学位と称される。これは、中国国内において規定される名称でありどの大学においても同様である。また同時に本学の学位も授与されるため、本学の学部と対応する立信の学部の学則に規定されたカリキュラムに基づくこと、また必要な単位数は日本の大学設置基準第21条に規定する単位数の計算方法に基づいて算出された単位数で、130単位以上で立信の卒業要件を満たすこととなった(2017年度から150単位以上に改定:後述)。表1:本学の学部と上海立信会計金融学院の学部の対応

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