学長コラム

本学の取り組みや教育活動、学生たちの活躍などの最新情報を中心に、時折、原科学長の研究テーマである参加と合意形成、環境アセスメントに関連した話題もお届けします。

本学では、3月21日(水)に学位記授与式を執り行いました。大学院85名、学部993名の新たな門出です。心よりお祝いを申し上げます。

市川市景観賞でW受賞

市川市景観賞

今年もThe University DINING 前の河津桜が見事な花を咲かせています。この花見をしながらDININGでひとときを過ごされている方々の姿が増えています。DININGが出来て3年が経とうとしていますが、その存在は、在学生のみならず、地域の方々に親しまれてきています。

そのような中、先日、このDININGの設計と建築が、今年度の市川市景観賞(市川市主催) の建築・まちなみ部門を受賞しました。さらに、同賞の啓発イベント部門では、本学の「フォトロゲinいちかわ」の活動が受賞しました。フォトロゲイニングとは、地図をもとに制限時間内にチェックポイントとして設けられた場所を回り、チェックポイントと同じ写真を撮影し得点を集めるスポーツです。「フォトロゲinいちかわ」では、企画する学生たちが市川市内でチェックポイントとなる場所を探し出し、イベントに活用しています。市川市からは、このチェックポイントが「市川市の優れた景観資源」となり、市内外の参加者に対して市川市の魅力を知ってもらうきっかけとなっているとして、学生の活動が評価されました。今年も3月31日(土)に開催しますが、今回は『防災フォトロゲ~楽しく走り、正しく知って、しっかり備えよう!』をテーマに、市川市の土地や歴史を参加者の方に知ってもらい、少しでも防災について興味・関心を持って頂けたらと思います。市内の名所やイベントとして評価されたことを大変喜ばしく思います。

電力で自然エネルギー100%の設備完了

SONE

自然エネルギー100%大学への取り組みは、いよいよ設備が整いました。野田メガソーラー発電所(既設は10,032枚)のパネル増設(1,600枚、426kW増設)が完了し、2月下旬から東京電力への売電を開始しました。また、市川キャンパス全ての照明のLED化工事も完了、省エネ行動を推進するために必要なソフトである、エネルギーマネジメントシステム(EMS)の導入も完了しました。実績の確認はこれからですが、これで計算上では達成です。ハートウェアである学生による省エネ活動も進んできました。3月23日(金)には、学生の省エネを推進する学生プロジェクトの名称が決まりました。

「SONE(Student Organization for Natural Energy:自然エネルギー達成学生機構)」です。現在、約20名ほどの学生が集まっています。来月には新入生を迎えますが、是非、活動に加わって欲しいと思います。

本学の社会貢献が徐々に実現していきます。その先は、日本を地域分散型エネルギー社会へ変えて行くことです。これによって、産業構造も変わり、地域で経済が回る地産地消型の社会への転換です。「商いの力」で社会を変える。この実現へ、我が千葉商科大学は貢献したいと思います。卒業生の皆さまの更なる飛躍と今後のご活躍を心より祈念いたします。