会計ファイナンス研究科では毎週一回、教授陣によるコラムを掲載したメールマガジンを配信しています。
弁護士や公認会計士等の実務教員として活躍されている先生方による、興味深いお話しが盛りだくさんです。
<効く、利く、聞く>CUC会計専門職メールマガジン
- ■No.163 2012/2/3発行

- ◇教授陣のコラム
第163回 「中国の付加価値税(増値税)について」 柴田勝裕(会計ファイナンス研究科教授) - ◇イベントスケジュール
- -丸の内サテライトに無線LAN整備
- -留学生のためのキャリアセミナー開催 ほか
- ■No.162 2012/1/27発行
- ◇教授陣のコラム
第162回 「消費税率の引上げと軽減税率の導入」 柴田勝裕(会計ファイナンス研究科教授) - -オススメ図書
- ◇イベントスケジュール
- -吉田靖教授共訳の新刊書籍のご案内
- -矢田教授の動画解説(オリンパス)が追加公開 ほか
コラム バックナンバー(2010年度)
おすすめ図書
コラムの中では、先生からのおすすめ図書も掲載しています。
ご興味のある方は、ぜひ一読ください。
『日本人と日本文化』対談- 司馬遼太郎/ドナルド・キーン 著
- 中公文庫(1996年)
『古今和歌集』- 小町谷照彦 訳注
- ちくま学芸文庫(2010年)
『つみたて投資』- 星野泰平 著
- 講談社プラスアルファ新書(2010年)
『だから日本はよくならない』- 加藤寛 著
- 近代セールス社(2010年)
「加藤寛名誉学長の近刊は、80歳を超える経済学者が社会的情熱を込めて書いた本だ。きわめて簡単な表現になっているものの、その政策的含意は深い。」
『マネジメント-エッセンシャル版』- ドラッカー 著、上田惇生 編訳
- ダイヤモンド社(2001年)
『プロフェッショナルの条件』- ドラッカー 著、上田惇生 編訳
- ダイヤモンド社(2000年)
『チェンジ・リーダーの条件』- ドラッカー 著、上田惇生 編訳
- ダイヤモンド社(2000年)
「ドラッカーは最近流行りではあるが、それに関係なく是非とも一読をお願いしたいところである。マネジメントの本質が常にここにある。」
『星野リゾートの教科書』- 中沢康彦 著
- 日経BP社(2010年)
『星野リゾートの事件簿』- 中沢康彦 著
- 日経BP社(2009年)
「星野リゾートは不況の中であの手この手で新しいビジネスのかたちを作り上げる星野社長のマネジメントスタイルが参考になる。」
『道をひらく』- 松下幸之助 著
- PHP(1968年)
『リーダーになる人にしっておいてほしいこと』- 松下幸之助 著
- PHP(2009年)
「松下幸之助氏の本は海外からの留学生の方にも是非とも読んで欲しいものである。」
『宇宙は何でできているのか ―― 素粒子物理学で解く宇宙の謎』- 村山斉 著
- 幻冬舎新書(2010年)
「今回は、気分転換のため会計にも税制にも関係のないものを選びました。巨大な宇宙空間の現象を解明するには、物質の最小単位である素粒子の研究(素粒子物理学)がいかに不可欠であるか、それに関して日本人ノーベル賞学者である湯川理論― 小林・益川理論 ― 南部理論などを説明している。われわれの研究・論文作成に当たっても、その最小単位である基礎理論の研究がいかに必要であるかを示唆しているともいえよう。」
『会計と税務のズレ!』- 川田剛 著
- 千倉書房(2010年)
「本書は、企業会計と税務会計のズレについて、図示を交えながらわかりやすく解説している。」
『グループ法人税制の実務』- 阿部泰久 ほか編
- 中央経済社
「本書は、グループ法人税制導入の経緯、その内容、それについてのQ&Aに分けて、わかりやすく解説している。」
- 『現代の金融入門(新版)』
- 池尾和人 著
- ちくま新書(2010)
「最近の金融理論や金融政策について分かりやすく説明しており、容易に読むことができる。金融に興味がある読者には一読の価値がある。」
『金融政策の経済学「日銀理論」の検証』- 阿岩田規久男 著
- 日本経済新聞社(1993年)
「日銀理論を批判する立場から、貨幣供給の仕組みについて極めて精緻な分析を試みている。上記のコラムでは、貨幣供給に関して精緻な分析はなされていないので、興味がある人には一読をすすめる。」
『アニマルスピリット』- ジョージ・A・アカロフ、ロバート・J・シラー 著、山形浩生 訳
- 東洋経済新聞社(2009年)
「第9章のミルトン・フリードマンの「自然失業率仮説」に対する批判が興味深い」
『米国製造業の復活―トップダウン・コントロールからボトムアップ・コントロールへ―』- H.トーマス ジョンソン 著、辻厚生+河田信 訳
- 中央経済社(1994年)
「著者のジョンソンは、キャプランとの共著『レレバンス・ロスト―管理会計の盛衰―』1992、白桃書房で有名である。共著者の2人はその後見解を異にした。キャプランが活動基準原価計算で正確な原価を追求したのに対して、ジョンソンは米国製造業復権のために、計数によるリモートコントロールに代えて、人、物、工程、顧客、つまり仕事そのものの実体管理をめざした。本書は日本の製造業にもあてはまる優れた書である。」
『Rによる統計データ分析入門(シリーズ 統計科学のプラクティス)』- 小暮厚之 著
- 朝倉書店(2009年)
「“R”というのは、フリーの統計ソフトであり、常に世界中で最新の統計理論に基づくプログラムが更新され続けている。本書はこれを用いて基本的な統計分析を行うための入門書である。“R”については、http://www.okada.jp.org/RWiki/?RjpWiki などを参照されたい。」
『農政論集』- 柳田国男 著
- 法政大学出版局(1975年)
「柳田国男は、言わずと知れた民俗学の泰斗。兵庫県加西市に住んでいた柳田は、13才の時に茨城県布川の長兄の家に身を寄せる。(ちなみにその後、千葉県我孫子市でも生活をしている。)利根川沿いの徳満寺で見た「間引」をする母の絵馬に「飢饉の絶滅」を決意する。
明治期に農商務省の役人となったのは、このためでもあった。「自立した農民」を育てることを目的として活動をした頃の著作の一つが、この本。しかし、明治政府は食糧増産を至上目的とし、道具の様に農民を扱う。柳田は、そんな農政に辟易して民俗学に転向する。結果、柳田の唱えた「自立した農民」は今も、希少種である。」
明治期に農商務省の役人となったのは、このためでもあった。「自立した農民」を育てることを目的として活動をした頃の著作の一つが、この本。しかし、明治政府は食糧増産を至上目的とし、道具の様に農民を扱う。柳田は、そんな農政に辟易して民俗学に転向する。結果、柳田の唱えた「自立した農民」は今も、希少種である。」
『利根川治水の変遷と水害』- 大熊孝 著
- 東京大学出版会(1981年)
「新潟大学の教授であった大熊孝先生の学位論文がベースになっている。大熊先生は、この論文で工学博士を取得する。この学位論文については、工学の学位論文なのに数式が一つもないなど、いくつかの特徴がある。自然科学の本なのに、社会科学の臭いがする。利根川の歴史を語るためには、欠かせない一冊でもある。」
『技術にも自治がある:治水技術の伝統と近代』- 大熊孝 著
- 農山漁村文化協会(2004年)
「大熊先生の次の図書は、文章が熟れていて読みやすい。」
『森林の百科』- 井上真他 編集
- 朝倉書店
『日本の森林』- 四手井綱英 著
- 中央公論社(1974年)
「百科とか、辞書と称された本は、図書館では貸出しができないことが多い。他の本よりもたくさんの人が利用することを想定してのことであろうが、貸出して欲しい時もある。この本もその一つ。百科らしからぬ百科。確かにさまざまな事象は記されているが、百科というより読物という感じ。
もっとも、たくさんの人が執筆しているので、論点はぼやける。森に係わる行政については、最近よく耳にする「里山」という言葉を普及させた四手井綱英の『日本の森林』(中央公論社,1974年)がおもしろい。明治以来、林政は同じ誤りを繰返していることが理解される。
もっとも、たくさんの人が執筆しているので、論点はぼやける。森に係わる行政については、最近よく耳にする「里山」という言葉を普及させた四手井綱英の『日本の森林』(中央公論社,1974年)がおもしろい。明治以来、林政は同じ誤りを繰返していることが理解される。
『IFRSと包括利益の考え方』- 高田橋 範充 著
- 日本実業出版(2010年)
『IFRS財務諸表への組換実務 第2版』- 監査法人トーマツ編
- 中央経済社(2008年)
「我が国の会計基準とIFRSを一通り習った方にお勧めします。」
『IFRSの経理入門書』- 監査法人トーマツ 編
- 中央経済社(2008年)
『日本医療保険制度 増補改訂版』- 吉原健二、和田勝 著
- 東洋経済新報社(2008年)
「2009年2月の小職のコラムでも紹介した。著者は両名とも厚生労働省OBであり、900ページを超える大著である。健康保険、国民健康保険、高齢者医療保険等なぜ医療保険制度の今の姿があるのか。なぜ窓口負担は3割なのか。日本医師会との関係はどうなってきたのか。こうした疑問のすべてが解ける戦後の医療保険行政史である。」
『代表的日本人』- 内村鑑三 著、鈴木範久 翻訳
- 岩波文庫(1995年)
「『君は、上杉鷹山を知っているか?』といわれたのが確か高校1年の時だったと思います。歴史は好きだったので、歴史上の人物についていろいろ知っていたのですが、この名前について質問された時、全くわからなかったことを憶えています。当時のアメリカ合衆国の第35代大統領のJ.F.ケネディが知っているそうだと言われてびっくりしました。いかにアメリカ大統領といえども日本人について、そんなに詳しいわけはないと思ったものです。その後その理由がわかったのがこの本です。明治時代の日本人は文明開化を実施せ
んと、海外からの文化、技術導入を積極的に受入れ、自国の情報を海外に発信することは殆どなかったようです。まして英語で日本人が書いて日本を紹介することなんかあり得ないと考えていました。当時新戸辺稲造の「武士道」岡倉天心の「茶の本」と並んで内村鑑三の「代表的日本人」が日本人が英語で日本の文化、思想を海外に紹介した本といわれています。そして、この本に上杉鷹山について書いてあったのです。アメリカからみた場合、数少ない日本人が書いた日本の書物だったのかもしれません。この本は、西郷隆盛(新日本の創設者)、上杉鷹山(封建領主)、二宮尊徳(農民聖者)、中江藤樹(村の先生)、日蓮上人(仏僧)について、日本人による英語で書かれた書物の代表といえます。日本人とは何かを知る手がかりになると思われますので、是非一読を薦めます。尚、興味のある方は、現文の英語にあたってみて下さい。当時の日本人の英語力のすばらしさがわかります。(この点については斉藤兆史著 英語達人列伝― あっぱれ、日本人の英語、中公新書に良く書かれています。)」
『紛争の戦略 ゲーム理論のエッセンス』
- トーマス・シェリング、河野勝 監訳
- 勁草書房(2008年)
「戦略的意志決定に関するさまざまな問題を解き明かした、いわゆるClassics(古典的名著)。」



