「第7回CUC地域連携フォーラム」(2/25)開催結果報告

社会・地域関連

2017年3月13日

第7回CUC地域連携フォーラムは、2月25日(土)、本館7階大会議室において、「生涯学習・社会人教育と大学の役割~新しいライフステージを支える学びから活動まで~」のテーマで開催しました。

このフォーラムは、千葉商科大学が地域社会の情報拠点となり、地域活性化に取り組む地域の関係者が一堂に会するプラットフォーム的な会合に拡充することを目指して毎年実施しているものです。
フォーラム開会にあたり、千葉商科大学と市川市が包括協定を締結していることから、瀧上信光副学長並びに来賓の市川市教育委員会田中庸惠教育長から挨拶が述べられました。なお、田中教育長には、第2部のパネリストとしてもご登壇いただきました。

第1部では、先ず、鈴木孝男地域連携推進センター長から、センターの様々な地域活動の取り組みについて報告がなされ、次に朽木量副センター長から2016(平成28)年度の新規事業「市川ライフステージ大学」(千葉商科大学の履修証明プログラム)及び「地域志向研究助成金」について説明がなされました。その後、地域志向研究助成金の対象研究の中から4件の研究成果が報告されました。
研究テーマと報告者は次の通りです。

  • (1)市川宿及び八幡宿の町並み復原と変遷に関する調査・研究
    一般社団法人日本民俗建築学会幹事長 津山 正幹氏
  • (2)真間山弘法寺の声明と仏教儀礼における音響空間及びそれを作り出す仏具
    尺八工房まつもと主宰 松本 浩和氏
  • (3)市川市における「介護リテラシー」に関する調査研究
    千葉商科大学商経学部准教授 齋藤 香里氏ほか
  • (4)生活支援総合事業を見据えた市民サービスの履歴管理に関する研究(共同研究)
    NPO法人いちかわライフネットワーククラブ副理事長 熊野 健志氏

なお、研究内容を簡単にご紹介すると、(1)では、1806年~現在までの市川、八幡周辺の屋敷の奥行(規模)、街道・町並みについて収集・調査した描画や写真、データにより、地域の変遷の過程を報告されました。
(2)では、尺八奏者でもある報告者が、地元の「真間山弘法寺」等でのフィールドワークから、声明や仏教儀礼で使用される音の出る仏具について取材した映像と音を紹介し、これらを通した地域との繋がりや可能性について考察しました。
(3)では、株式会社かいごデザインの協力を得て実施したアンケート調査をもとに、介護に関する情報の非対称性の問題を「介護リテラシー」に着目して、社会人が身につけるべき具体的な介護知識の重要性を指摘しました。
(4)は、在宅介護の社会的なニーズの高さから、本学学生が主導する高齢者等支援事業「CUC宅配・サービス」等の調査活動を踏まえて、利用者ニーズに柔軟に応えつつ利用者の自立・社会参加を促す生活支援サービスのあり方や介護ヘルパーの地位向上について考察しました。

第2部では、パネルディスカッションに先立ち、市川ライフステージ大学の1期生である関口芳子氏より、入学の動機や授業を履修しての率直な感想などが述べられました。その後、鈴木センター長のコーディネートのもと、6名が参加してパネルディスカッションが展開されました。

<パネリスト>

  • 市川市教育委員会教育長 田中 庸惠氏
  • 都立産業技術高等専門学校 名誉教授 吉田 喜一氏
  • We need you! プロジェクト 代表 小林 園子氏
  • 「地域志向研究助成金」受給者 津山 正幹氏、松本 浩和氏
  • 「市川ライフステージ大学」第1期生 関口 芳子氏

<コーディネーター>

  • 千葉商科大学地域連携推進センター長 鈴木 孝男

地域の方々やNPO団体など80名を超える参加者が、登壇者の発表やフロアからの提案等に熱心に耳を傾けました。
参加者からは、さまざまな地域社会のニーズや課題解決に向けた本学の取り組みについて、高い評価をいただきました。また、センターの事業活動に参加している登壇者からも、本学の社会人教育に対する満足感と更なる期待の声も聞かれました。本学は地域密着型大学として「地域が頼れる大学」、「地域と共に生きる大学」を推進していくために、地域と共に学び・相互にふれあい・協働していくことを確認して本フォーラムは閉会しました。

第1部第2部パネリスト

フォーラム参加市民の声

  • 生涯学習・社会人教育に於いて、千葉商科大学の存在は、市民にとってとても大きな役割を担っておられると感謝しています。(60歳代男性)
  • 市民自身が講師となり、教え継いでいく発想は素晴らしい。地域が繋がるきっかけともなり、地域活性化にも繋がる。(40歳代女性)