税務プロフェッションコース:Vol.5

税理士になることが、本当の意味でのスタートライン。常に自己研鑽に努めたい。

川﨑崇さん

川﨑 崇さん
税務プロフェッションコース 2017.3月修了

会計ファイナンス研究科を選んだきっかけやポイントはなんですか?

新卒で税理士業界へ入り、働きながら税理士資格取得を目指していましたが、確定申告など繁忙期には帰宅が遅くなり、資格勉強に通年で集中する、ということが難しい状況でした。しかし、この業界はどうしても資格を取得しているか否かで大きく違うことは実感しておりましたので、仕事を続けながら土日のみの履修で単位がとれ、修士論文を国税庁に提出することにより、税法科目免除が得られることにメリットを感じ、入学を決めました。

学んでみて、気づいたことや変化したことはなんですか?

恥ずかしい話ですが、入学前までは税法もあまり読んだこともなく、通達も完全に法律だと思っておりましたし、租税法律主義の意味も知りませんでした。大学院の授業では、実務や税理士試験ではあまり学ぶことができない法律的な知識を勉強できたことが非常に有意義でした。そういったことから、実務で大きく変化したのは、税法六法をとにかく開くようになりました。

修士論文の執筆で大変だったことはなんですか?

テーマの選定と論文の構成です。先生から、先行研究が豊富なテーマを選択すると書きやすいとアドバイスをいただいた反面、結論がほぼ決まっているようなテーマでは論文としての価値が薄いとも伝えられ、非常に悩みました。また、大学時代には卒業論文を書きませんでしたので、論文を作成する方法がまったくわからなかったため、そういった面でも苦労しました。

先生方のご指導はどうでしたか?

趙教授のゼミに所属しておりましたが、趙教授は時期に応じた目標(進捗)を設定してくださりましたので非常にやりやすかったです。また、体育会系的な熱い指導をしていただき、きちんと気にかけてくださっているな、と思う反面、期待を裏切るわけにはいかないというプレッシャーもいい感じで与えてくださりました(笑)
会計ファイナンス研究科の先生方は国税庁をご退官された先生が多く、そういった先生方から課税庁側の視点のお話も聞けて、ゼミ以外の授業も非常に面白かったです。

在学中は、仕事や時間のやりくりなど、どんな工夫をされていましたか?

私は税法科目が1科目残っていたため、2年次に仕事を辞め、税理士試験と論文作成に専念しました。そういった理由であまり参考にならないかもしれませんが、単位は1年目の時に取れるだけ取り、2年目は論文に集中できるようにしました。

修了後、院生同士で交流はありますか?

修了して2年以上経ちますが、今でも週に1度以上、電話等なにかしら連絡を取っています。また定期的に都内に集まり、飲み会等もしています。当然ですが同業者ばかりなので、お互い困ったときには相談しますし、事務所へ情報交換も兼ねて遊びに行ったりもしています。大学院で税理士資格を取得できたことや知識が増えたことは当然ながら、同業者の気のおけない友人が多数できたことが千葉商科大学大学院を選択して一番よかったことだと強く思います。本当に運が良かったと思います。

修了後、キャリアに変化はありましたか? (大学院での2年間は現在の仕事につながっていますか?)

私は勤務税理士のため、業務内容について著しいほどの変化はありませんが、肩書がついたことで仕事が非常にやりやすくなったと実感しております。また、以前より重要な仕事を任せていただけることになった点や、租税教室など税理士会としての活動に参加できるようになったことにやりがいを感じております。これからも税理士として仕事を行っていく上で、高い職業倫理観を持って、強い責任感を持って業務にあたっていきたいと思います。

今後、受験を考えている方へのメッセ-ジをお願いします

ネットなどでは、税理士試験の免除申請にネガティブな意見も見受けられますが、どのような過程で税理士になったとしても、常に自己研鑽に努めなくてはならない職業です。実際に税理士として仕事をしていて、科目免除ではなく、試験合格だったら…というような場面には出くわしていませんし、今後もおそらくないと思います。私は税理士になることがこの業界の本当の意味でのスタートラインに立つことだと考えています。仮にそういった理由で受験を悩んでいる方がいらっしゃいましたら、ぜひ前向きに考えてください!