過去の研究プロジェクト2

簿記教育における教授法の研究:商業教育での反転授業の試み

期間:2015年4月~2017年3月

わが国における商業教育は、簿記会計、情報処理、経済、マーケティングなどその内容は多岐に渡り、国内ビジネス界において重要な役割を果たしてきた。とりわけ簿記会計は、後期中等教育(高校教育)より教育がはじまり、企業等の経理担当として即戦力となる人材を数多く輩出してきた。高校、特に商業高校では簿記会計教育を重視し、授業において一斉指導や個別指導を行い、学生生徒に知識・技術を身につけさせるとともに、さまざまな資格を取得させてきた。
一方、簿記会計を苦手とし、授業内容を理解できないでいる学生生徒が常に一定数存在し、このような学生生徒は一斉指導による授業についていけず、個別指導も受けないもしくは受けられずにいるため簿記会計の内容を理解できずにいる状況にある。この状況の改善とともに簿記会計教育の発展のためには、新たな指導方法の研究深化およびそれを表現するシステムの構築が必要であると考えられる。

本研究プロジェクトは、会計学、教育実践、情報通信技術等の知見を用い、簿記会計教育と情報通信技術を融合させた新たな理論的かつ実践的指導方法を構築するとともに、さまざまな教育現場と連携し調査を行うことで指導方法を確立することを目的とし、平成27年度(2015年度)に開始した。メンバーは、研究代表者の千葉啓司(会計学)、共同研究者の近藤真唯(商業教育、教員養成)の2名である。本研究プロジェクトでは、平成28年度(2016年度)までの2年間で、以下のテーマに関する調査研究が行なわれた。

  • 高校生の簿記学習状況に関する調査
  • 高校生および高等学校における簿記学習でのICT利活用に関する調査
  • 簿記学習用動画に関する調査および研究

これらの研究成果の一部は、『会計教育研究』Vol.4(千葉商科大学会計教育研究所、2018年3月)に掲載されている。

研究者紹介

千葉 啓司

[商経学部 教授]
千葉 啓司

共同研究者
[商経学部 准教授]
近藤 真唯