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調査報告2.各種調査結果からみた勝浦市の実態(1)「商業と観光に関する住民意識調査」結果の概要3①商業の現状・市内での買い物回数は、「週に1~2回」が最も多い。勝浦市内の商店街を利用する際の交通手段として、「自家用車」の利用が圧倒的に高く75.1%を占めている。・勝浦市内でよく利用する店舗として、①ハヤシ、②セイジョー、③ヤックス、④セキトク、⑤セブンイレブンなどのスーパーやドラッグストア、コンビニが挙げられている。・市外へ買物に行く頻度は「週に1~2回」が42.7%と最も高い。市外での買物に行く際の交通手段としては、市内と同じように「自家用車」の利用が91.5%と高い。・勝浦市周辺都市の中でよく利用する店舗は、鴨川市のベイシア(143票)、ジャスコ(128票)、大多喜市のオリブ(132票)、いすみ市大原地区のカインズ(148票)、ベイシア(108票)が挙げられている。・商品別買物でよく利用する街をみると、一般食料品、生鮮食品、日用品雑貨、実用衣料については勝浦地区商店街、おしゃれ着、靴・バッグ・時計・メガネについては千葉市、外食については勝浦地区商店街の利用が一番多い。・市内の商店に対する不満としては、「品揃えがよくない」、「価格が安くない」、「流行品が少ない」、「閉店時刻が早い」、「売り出しが少ない」が上位を占めている。・市内の商店街に対する不満としては、「駐車場が少ない」、「魅力のある商店がない」、「道路が狭い」、「欲しい業種が少ない」、「商店街の店舗が少ない」と続いている。・今後どんなイメージの街にするべきかについては、「日常の買物に便利な街」、「海と漁港を活かした街」、「観光客を呼び込める街」、「高齢者にもやさしい街」、「若者に魅力的な街」が上位にある。②観光の現状・観光資源についての参加・利用状況で参加率の高かったものは、「勝浦朝市(82.2)%」、「かつうらビッグひな祭り」(71.7)%、「勝浦海中公園」(71.7%)、「若潮まつり花火大会」(70.2%)で利用率が高い。・観光に関連して良い面での質問についてみると、「勝浦市の朝市は有名である」、「勝浦市は海の観光地として有名である」、「海の幸など地元産品を目当てに来る観光客が多い」が挙げられ、「そう思う」と肯定的な回答が多い。・勝浦市がさらに魅力ある観光地となるために良いと思うものとして、「公共交通機関の利便性の強化」「観光資源の保護」「漁業と連携した観光」の割合が40%を超えて高い。勝浦市の観光は商業と分離して考えるべきではなく、街づくり、即ち、新たな観光商業の拠点づくりという観点からも展開を図っていくことが大切である。インフラや施設等のハード人の行動や考え方に関するソフト・1カ所で買い物が済ませられる商店街・朝市とは別に生鮮食品を扱う一日を通して買い物ができる施設があると望ましい。・朝市は出店数も少なく、このままでは継続は難しいと思う。・港付近に商業施設を作ったらもっと集客効果が期待できると思う。・勝浦は水産の町、勝タンの町、朝市の町というイメージがあります。漁港の近くに大きなレストランを作り、海産物をふんだんに使った料理、勝浦でしか味わえないおいしい料理を出したらいいと思います。・朝市について、日本三大朝市というわりには、ぜんぜん、活気がないし、品物もあまり良くないと思いますが、特に平日の朝市は利用したくない、つまらない。・勝浦のイメージが、海、カツオ、朝市だと思います。いなか町や方言をもっともっとたくさんアピールしていってほしいです。・海の町で活気がある・各店独立性がない、利益だけ追求しすぎる、ぶあいそう。・勝浦の朝市は有名だが、朝市にメリハリをつけた方が良い、又整備が必要。(2)「商業・観光関連実態調査」の実施4①店(事業所)の現状・経営上の問題点を勝浦市全区で概観すると、最大の問題点は「客数の減少」が(40.0%)であり、「売上の不振」(30.5%)が続く。「大型店の影響」(16.3%)と「店舗施設の老朽化」(14.7%)が遠因と考えられる。・今後の店の発展策では、「接客サービスの向上」(27.4%)、「別に対策なし」(23.2%)、次いで「品揃えの充実」(19.2%)であった。② 商店街や街づくりについて・商業環境では、「変わらない」が最も多く全体の47.9%を示し、「悪くなった」が40.5%であった。「良くなった」は全体の3.2%しかなく、商店街の商業環境は、ほとんどが停滞もしくは悪化を示したことは特筆すべきである。・今後の商店街・地域の発展のために必要なことでは「個別商店の魅力の向上」(39.5%)、次いで「若者が楽しめる環境づくり」(34.2%)、「高齢者に配慮した環境づくり」(30.5%)、「楽しく買い3 この調査は平成25年8月勝浦市民の中から1500票をランダムに選択し、郵送方式により配布・回収を行った。回収票は473票、回収率31.5%であった。集計については勝浦地区、興津地区、上野地区、総野地区、及び4地区合計としてとりまとめた。また、この市民に対するアンケートとは別に、国際武道大学の学生に対し100票をゼミ教授の協力により留置方式で配布・回収を行った。回収票は94票、回収率94%であった。4 この調査は平成25年11月、勝浦市商工会及び観光協会に所属する会員600事業所に対し郵送方式により配布・回収を行った。回収票は190票、回収率31.6%であった。勝浦らしさを感じる商店街とは(「勝浦地区」の自由意見抜粋)今後どんなイメージの街にするべきか(上位7件)勝浦市がさらに魅力ある観光地となるために良いと思うもの(上位7件)0%20%40%60%日常の買い物に便利な町海と漁港を活かした街観光客を呼び込める街高齢者にもやさしい街若者に魅力的な街美しい景観の街グルメの街(喫茶、レストラン、郷土料理)54.3%47.1%38.5%31.5%24.3%20.9%17.8%0%20%40%60%公共交通機関の利便性の強化観光資源の保護漁業と連携した観光周遊路の整備県外への勝浦市観光資源のアピールの強化農業と連携した観光観光案内版や道案内の標識の増設新たな観光資源の開発とPR健康・福祉・リゾート施設の増設空き家・空きマンションを活用した観光46.9%43.8%42.9%39.3%38.7%33.2%30.7%28.8%27.3%27.3%34中小企業支援研究

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