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XECUTIVE への研修実績、Googleの社員または取引先からの推薦等が必要条件でした。 土橋:少し話は飛ぶのですが、御社沿革にある「Google Cloud Partner Specialization Education」とは何ですか?平塚:これは、Googleのアプリ群を教育でどう活用できるのか、研修実績のある企業である、という認定です。現在国内に当社を含め2社しか取得していません。土橋:日本で2社ですか?平塚:はい、Googleの活用研修を請け負う企業は世界で100社ほどあり、この最高位を認定されている企業は、世界でも30社程度です。その中の1社に当社がなることができました。土橋:すごいですね。当初社長は、Googleはどのように学ばれたのですか?平塚:自分で勉強するしかありませんでした。土橋:努力の方ですね。というより知識欲が旺盛というか。Googleが事業のキーだと思われたのはどのような機会と時期ですか?平塚:研修パートナー企業に認定された直後の2017年12月、Googleオーストラリアのシドニーオフィスに招待されて、直接トレーニングを受けました。そこで、「Googleは間違いない。」そう確認したんです。土橋:その時期をつかんで、時流に乗ったということですね。でもご苦労があったのではないですか?平塚:はい、3年前の2017年からは苦しい3年間であり、ネットコモンズからGoogle教育の体制に移行するところが一番苦しい時代でした。売上が減少した時期であり、新旧の事業に両方対応しなければいけなかった時期でもありました。土橋:現在の事業上の悩みはありますか?平塚:現在、最近の新事業として国の施策である「GIGAスクール構想」2があり、自治体数1700全国4万校の内の半数の小中学校が、Google導入を決定しました。また昨年11月に『Google式10Xリモート仕事術――あなたはまだホントのGoogleを知らない』をダイヤモンド社より出版しまして、企業への働き方改革の一環として Google のビジネス活用の研修を本格的にスタートしました。その教員やビジネスパーソンに対する指導をするために、当社の体制の効率化を行う必要があります。土橋:どのようなことですか?平塚:現在まで、この事務所で、10人程度の人達への対面研修を実施していましたが、コロナ禍でもあり、100人以上のオンライン教育をすることが求められるようになってきています。急務であり、その動画作成、オンライン教育システム、顧客連絡システム等の構築を急いでいます。つまり、当社体制の効率化です。土橋:ちょっと、うれしい悩みですね。平塚:・・・・・はい。質を落とさず、最短最速で学んでいただける体制を作っています。従業員の方たちとともに成長土橋:現在の従業員数は?平塚:正社員7名とアルバイト10名です。またジョブ型の社員としてトレーナが15名います。土橋:それは?平塚:全国各地リモートで研修を実施してもらうための副業のジョブ型社員です。まだ一度も直接会ったことがない方もおります。土橋:社員のモチベーションについて気を付けていることはありますか?平塚:業績の悪化した3年前と、個人的な理由で退職された方はいましたが、現在はチームワークが2 GIGAスクール構想とは「児童生徒向けの1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備し、多様な子どもたちを誰一人取り残すことのなく、公正に個別最適化された創造性を育む教育を、全国の学校現場で持続的に実現させる構想」。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略。  Google シドニーオフィスにて10中小企業支援研究

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