中小企業支援研究vol3
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中小企業支援研究 別冊 Vol.36カッピングをする治面地社長市場ニーズの変化に柔軟に対応し、独自性を発揮する老舗コーヒー・メーカー 昭和2年に東京四ツ谷で設立されたチモト商店は、昭和44年に資本金900万円にて「株式会社チモトコーヒー」に改組し90年を迎える。3人が並んだ特徴ある看板を見かけた人も多いのではないだろうか。 平成12年にISO9000の認証、平成13年には有機農産物加工食品(コーヒー)の認証、さらに平成21年にはGOODINSIDEの認定1を取得するなど、製造するコーヒーへのこだわりは強い。コーヒー市場に第4の波の到来? 日本の生活にはコーヒーが定着したといっても過言ではない。コーヒー普及には、3つの「波」があるといわれている。「第1の波」はコーヒーの大量生産が始まり、安価に一般家庭でも飲めるようになった時代を指し、「第2の波」はスターバックスなど米シアトル系のコーヒーチェーンが広まった時代を指し、深煎りコーヒーが主流になり、ラテなどのアレンジも一般的になっチモトコーヒー沼津工場パンフレットと商品経営者インタビュー【株式会社チモトコーヒー】1 この認証は、現在UTZ(うつ)となっている。コーヒーは、私たちの生活に定着し、ひと時の安らぎを与えてくれる。生活の中で当たり前のように飲まれているコーヒーだが、その普及を支えた老舗メーカーが複数ある。今回は、その老舗メーカーの一つである株式会社チモトコーヒーを紹介する。社長プロフィール治面地秀一(じめんじ しゅういち)。1959年生まれ。東海大学卒業。1985年入社、2005年に社長に就任し現在に至る。業界団体では、東日本コーヒー商工組合理事を務めている。

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