中小企業支援研究vol4
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中小企業支援研究 別冊 Vol.414株式会社カレントスペースは、「教育」「人」「請負」の3つのサービスを融合し、「CAD」「システム開発」「住宅設備」の事業を全国規模で展開しています。人材が財産となる、安定した事業モデルです。社長プロフィール大西宏良(おおにしひろよし)。神戸市生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、株式会社共立メンテナンス入社。関連会社や事業企画部にて事業戦略を担当。また、研修系SPI作成や総合人材サービス業務などに携わる。また、京都にて新規物件開発等にも携わり、サービス業の極意を経験。その後、株式会社カレントスペースを設立。現在、株式会社カレントスペース代表取締役。人と人との繋がりでソリューションを生み出す運用・メンテナンスの事業で「人様の役に立つ」加賀 まず最初に大西社長が起業したいと思ったきっかけと理由について聞かせてください。大西 大学時代、親に面倒を見てもらわず自分で学費、生活費を稼ぎ親から解放される為にはどうするかが、動機になっています。学生ベンチャーとして、秘書代行サービス、秘書、配膳、保育所などのビジネスを体験した結果、時代にチャレンジし新しいニーズに答えることが起業家としての最初のトライアルになりました。よりお客様のご要望に従ってビジネスを作り出す、つまりはお客様に従うことが大切であると学び確信しました。製品、商品はある程度、時がたてば古くなりますが、メンテナンスすることで全体的にお客様をお世話することになり、絶えず改善改良の提案が出来るため、お客様との取引が長く続きます。この事を事業理念として起業したと思います。加賀 御社の強みと独自性について聞かせてください。大西 当社の事業領域は、「CAD」「システム開発」「住宅設備」の運用・メンテナンスが中心です。「教育」「人」「請負」の3つのサービスを融合した事業モデルで、人材の育成、コンサルティング業務、アウトソーシングなど様々な展開をしていることが、強みであり独自性といえます。 メーカーや開発会社が販売した商品は、売って終わりではなく運用並びにケアすることで初めて長く効率よくその商品が使えます。そのため使い方や技術を伝えたり、技術を持ったプロフェッショナルスタッフがメンテナンスを行ったりするといったアフターメンテナンスのあり方を追求することは、とても有意義なのです。当社のような事業で必要なのは、技術だけではありません。ヒューマンスキルが非常に大切になってきます。お客様と直接会い、対話をすることが多いのがアフターメ大西宏良社長経営者インタビュー【株式会社カレントスペース】

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