中小企業支援研究vol4
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中小企業支援研究 別冊 Vol.415ンテナンスの現場。こうした場面では人間性が大きくものを言いますから、両方のスキルを併せ持った人材を育て、大切にしていきたいと考えています。加賀 次に、御社の将来、経営戦略についてお聞かせください。大西 当社は物を作ったり売ったりしているわけではないので、技術サービスを提供することで利益を上げています。そういう意味において、よく人材が財産といいますが、当社では本当に人が全てなのです。そこが会社存続の生命線になります。今後も社員数を増加させていく所存で、具体的には、2018年までに住宅設備の部門で現在の100名から250名に増員する計画を立てています。そして日本一のアフターメンテナンス会社を目指しております。今後の方向性としては、一人の人間の技術力をマルチ化し、技術者に応じた仕事を割り振るといった作業の効率化・適性化を図っていくことを考えています。そして会社組織ならではのメリットとして、技術情報の共有化を今以上に推進していこうとしています。工具の開発・販売なども視野に入れていきたいですね。そして、既に始めていますが、海外進出の計画も進めていきます。今はCAD の部門でベトナムで事業を行っていますが、今後は住宅設備の部門でも展開するべく、研修生を受け入れ始めています。 もちろん、当社の事業モデルをもっと多くの領域に進出させていく自信もあります。今後、これまで以上に事業領域は増えていくでしょう。2~3年後には株式上場の予定もあり、現在社内整備を進めているところです。

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