view&vision46
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14特 集変化の時代を生き抜くFinTech活用46が、「nbee」との連携を通じて、利用者の貯金目的を把握することができるようになった。このように、外部サービスとの連携やサービスのデジタル化を図ることで、当行自身が新たな気づきを得ることができるようになったことも収穫のひとつである。今後は、新たに取得した情報をもとに、資産運用やローン関連商品の獲得につなげるための施策を検討していく予定である。 API共通基盤を活用したユースケースとして、前述の2つのサービス連携から開始したが、様々なアイデアがあり、T&I・TSUBASAアライアンス行と議論を開始している。アイデアのなかには、外部サービスとの連携以外にも、行内の事務処理をAPI化する案件や本人確認高度化の一環として生体認証機能の実装等、検討領域は多岐にわたる。また、外部企業からもAPI共通基盤との連携に関する問い合わせをいただいていることから、順次、機能拡張を図りながら、「業務のデジタル化」や「サービスのデジタル化」を推進していきたい。最後に7 オープンAPIへの取組みは、過去に前例がないなかで、国策としてスタートした。また、技術力のあるフィンテックベンチャー等が、銀行が提供してきたサービスを展開する等、今後、銀行を取り巻く環境は増々厳しくなることが想定される。 そのような難局のもとにおいても、当行は、T&IやTSUBASAアライアンス行とともに知恵を絞り挑戦し続け、お客さまのための“ちばぎん”であり続けたいと思う。

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