view&vision46
35/54

3346(4)現場におけるセラピスト養成への取り組み 弊社の求めるセラピスト像とは、第一に「ポジティブであること、プラス思考(前向きな姿勢)」「思いやり、礼節」「確かな技術」である。 この軸がぶれないよう、創業当時から常に一人ひとりのスタッフと連日向き合い、丁寧に理解を促して、実行に移せる社風創造に邁進してきた。 現状の現場レベルでは、筆者が求めるこの要件をすべて完璧に兼ね備えた開業整体師でいらっしゃる西田先生(ナイチンゲールセミナー出身)を、開業時から長年に渡り整体指導講師としてお迎えしている。また、各専門家の講師をお迎えした勉強会、セミナーも多数開催して、「理想は常に高く、ポジティブに!」を合言葉に、人手不足が叫ばれる昨今であるが、社員一丸となってスタッフ育成に不断の努力を惜しまず、力強い歩みを進めている。 また、筆者を含む本社中枢部としては、当然、日々古きを温め、新しきを慈しむ豊かな人脈開拓に勤しむこともセラピスト雇用・育成の重要なフェーズと考えている。新たな雇用開拓、人財発掘への道程も視野に入れた相補的な深いかかわり合いを模索し、そこから企業理念へのフィードバックにも繋げてゆく良いサイクルが持続できているとの自負がある。 今後も、こうしたご縁に感謝を忘れず、より一層素晴らしい社外ネットワークの構築にも努める所存である。今後の展望とその実現に向けて 最後に、未来の展望についても記したい。 現在、東京は2020年東京オリンピックに向け、ここ20年で第一級の目覚ましい成長期に突入しているところである。弊社の営業レベルだけでも、ホテル数の増加、それに伴う部屋数の増加はまさに瞬く間のことである。我々は決して驕らず、怯むことなく冷静に実情データを構築し、雇用、育成、営業すべての現場での正確なフィードバックを目指す。○フェーズごとに、スピード感を持って対応すべきこと:具体的契約先様・顧客様要望の収集、それへのフィードバック。スタッフから上がってくる各種気づきの拾い上げ、対応等。○長期的視点で、冷静に対策・具体的行動案を練りアクションすべきこと:長期雇用(特に女性スタッフ)の実現に向けた取り組み等。 日々起こる出来事を大きくこの2つに振り分け、開かれた情報収集・報告、連絡、相談を常態化させ、企業理念の実現に向け「毎日前進する企業」を目指している。 具体的な将来の業態構想が2つある。 一つはHOTEL旅館トータルソリューション企業として、最終的にオペレーション型ホテル(品川-浜松町エリア)の経営に乗り出す。 もう一つは介護タクシー業界への参入である。 筆者は、こうした様々な業態を通じて、社会の中に、建前や、張りぼての豪華さ、立派さではなく、確かな価値「ヒューマンホスピタリティ」そのものを、我が株式会社ANZコーポレーションが創り出していくことこそが、企業としての使命であり正しい行動であると信じている。ANZコーポレーションが創造できるもの「ヒューマンホスピタリティ」という価値を持つサービスやメニュー幹事を務めた施術者大忘年会にて 糧生きてゆくための給与、お金心思いやり、ホスピタリティ欲五大欲求、成長を目指す欲望

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る