cuc_V&V_第53号
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4153トピックス「小野精肉店のれん」「小野精肉店きおくうた」全文学校が きらいだったから手に職あればと 店を開いた親父は油屋 おふくろが天ぷら揚げて私は肉屋に なりましたむかしは店に ひとだかりまとめて揚げ物 していたけれどいまでは お客の注文あってからいまはほんとに 少ないねできることは 大してなかっただから 一生懸命だったお客に誠心誠意 対応しているそれだけだった五十年 ずっと来てくれる お客さん毎年暮れの おおみそかバラ肉一枚 買いに来る来るかなと 想っていると 来てくれる嬉しいですよね それだけでお客さんは 顔見るだけで 嬉しいですよ店の歴史は お客の歴史でもね それだけじゃ 食えないですよ街の未来は 商店会の 歳のとった若い人次の世代に 託したい栄えているときより 困ったときこそみんなで なにか やりたいねナイトバザールの つながりが夜を照らしてくれたら いいのに対面販売を 大切に地域の健康管理が 使命ですむかしの人はよほどじゃなければ 病院へ行かなかったそのころは お医者さん以上に お医者さん来てもらって 相談にのって 薬をすすめる自己治療の手助けを ずっとしてきたのかないまも この地で町の元気を 守りたい

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