cuc_V&V_第54号
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202.4. スポーツビジネスBB・プロジェクト2.5. スポーツビジネスFB・プロジェクト2.6. 地域連携商品・サービス開発・プロジェクト2.7. メディア・プロジェクトたが、2021年12月中の2週間にわたり大学の1号館 3 階ラボスクエア外において大学のスペース活用における新しい可能性を学生に示すことを目的に、芝生の空間を設置した。期間を通じた来場者数は146名となり、大学への芝生設置に関してアンケートを行ったところ「支持する」と回答した学生は 98%を占めた。アンケート結果を踏まえ、他大学の芝生視察レポートも加え「千葉商科大学における芝生設置のための提案書」を大学に提案するまでに至った。プロ野球「パシフィック・リーグ」に所属する「千葉ロッテマリーンズ」およびプロバスケットボール「Bリーグ」に所属する「千葉ジェッツふなばし」と公式に連携して活動するプロジェクトであり「ベースボール&バスケットボール」の頭文字を取ってスポーツビジネスBB・プロジェクトと呼称している。プロ野球・プロバスケットボールの公式戦において千葉商科大学がスポンサーとして開催される冠試合「千葉商科大学マッチデー」の企画立案や運営を行っている。2021年12月18日・19日、千葉ジェッツふなばしのホームゲームでは学生が司会進行を行うなど各種企画を行った結果、2日間で4,583名の観客を迎えるイベントとなった。スポーツを楽しむ観客の視点からビジネスとしてスポーツエンターテインメントを創造し提供する側へ視点転換し、球団やリーグ、そしてスポーツのファンに向けたサービスを発想して、スポーツビジネスを体験的に学ぶ機会を創出している。プロサッカー「Jリーグ」に所属する「ジェフユナイテッド市原・千葉」およびアメリカンフットボール「Xリーグ」に所属する「オービックシーガルズ」と公式に連携して活動するプロジェクトであり2つのフットボールをメインに活動するのが、スポーツビジネスFB・プロジェクトである。2021年10月には公式サポーター企業である「オービックシーガルズ」の公式戦で、アメリカンフットボールに馴染みのない顧客層に対するアプローチからイベントを企画・実践した。雨中の試合であったが、参加者は87名となり、奮闘する学生の姿が印象的であった。過去には、地元・千葉の魅力を知ってもらいながら、ジェフユナイテッドのサッカー観戦を楽しんでもらい、ファンクラブ入会もセットになった「ホーム観戦バスツアー」を実施して、クラブから高い評価を受けた取り組みも行った。2021年度に誕生したプロジェクトであり、千葉県市川市の「特産品」や「地域資源」、「地域ブランド」を活かした地域活性化を、シティ・プロモーション(自治体の広報)、エリア・マーケティング(地域マーケティング)、農作物のマーケティングなどをテーマに地域連携や社会連携につながる活動を行った。初めての企画として2021年12月11日・12日の両日、道の駅いちかわにおいて地元企業と連携して開発した「高級和梨ミルクジェラート Biruhi(ビルヒ)」の販売を行った。販売前日にオンライン企画を通じたプロモーション活動を行った効果もあり好調な販売となり、商品170個の完売を達成した。マーケティング理論を実践に応用した活動が特徴的である。千葉商科大学や近隣地域で注目する活動やニュース、人物等を取り上げ、学部生ならではの視点で「楽しい」や「新しい」を発見し発信することで、学外の方に千葉商科大学に対して関心を持ってもらう活動を行っている。個々のライターがテーマをもって取材・執筆した原稿を中心にフリーペーパー「Yellow!」を発行している。新型コロナウィルスで大学への登校が叶わなくなった2020年からnoteを活用したwebメディアとしての展開を開始した。情報を文章にして他者に伝えるスキルを身に付けると同時に、広告営業にも取り組むことでメディアビジネスの基本的な成り立ちを理解できる活動を行っている。

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