cuc_V&V_第54号
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212.8. パーティ・プロジェクト2.9. リラックスサービス・プロジェクト3.1. 新プロジェクトの試み3.2. 初めてのオープンキャンパスに向けた準備主に学生と教職員を対象にしたパーティの企画と運営をするプロジェクトである。7月には、入学して春学期を終えつつある1年生を歓迎する目的で、カジュアルな雰囲気のHawaiian Partyを開催する。12月は趣を変えて、屋内で開催するフォーマルなYellow Partyを開催する。コンセプトの異なるパーティを開催して、非日常空間の創出とパーティ参加者の交流を実現する企画を通じながら、エンターテインメントをサービスとして捉えた活動を行っている。本来パーティは対面で行う活動であるが、2020年以降はオンラインにおいても工夫を重ねたパーティ企画の立案、実行を行った。また、学部として年度末に行うサービス創造フェスティバルの運営も中心的に担っている。2022年2月に実施したサービス創造フェスティバルは、他のプロジェクトメンバーも加えた45名の学生で運用した。オンライン開催であったが、学生に加えて教職員や企業の参加者もあり、438名の参加となる大規模イベントを成功裏に収めた。2018年度からスタートしたプロジェクトであり、人々にリラックスできる空間やサービスの企画立案を行っている。昨年度は、遠隔授業と対面授業の両立のなか、これまで以上にストレスが溜まりやすく、今後も同様な状況の継続が予測される中で、ストレスを学内で少しでも緩和し、リラックスできるスペースが求められていると考えた。そこで、学生たち自身が日常の中で感じるストレスの解消を目的として、学内に畳でくつろげる部屋や深い眠りを得られる空間を提供して好評を博した。また、ロスフラワー問題に着目して、捨てられてしまう花の現状をオンライン企画で伝えるといったSDGsを意識した活動にも取り組んだ。新たな年度に入り、心機一転でプロジェクト活動を開始している。2022年4月13日現在で、今春学期から新たに開始されたプロモーション・プロジェクトを加えた10のプロジェクト活動に4年生5名、3年生50名、2年生172名の学生が参加予定である。2年生の在籍数は216名なので、2年生の実に8割の学生が履修している計算となる。サービス創造学部入学者のプロジェクト活動に対する意欲の高さがうかがえる結果となっている。ここでは今年度から始まったプロモーション・プロジェクトに焦点を当てて、新規プロジェクトにおける教育効果について考察する。本節では、2022年度新たに始まった「プロモーション・プロジェクト」について取り上げる。Kevin Miller准教授のもと11名の学生から構成されている。多くの大学では、入学を希望する高校生を対象にオープンキャンパスを開催している。本学でも入試センター広報セクションを中心にオープンキャンパスの企画が検討・実施されている。また、各学部では学部説明会や体験授業を行い、関心を持った来場者に対して説明を行う個別ブースを設けて学部理解を深める取り組みをしている。しかし、多くの来場者があり、短時間で効果的に学部理解を深めるのは容易ではない。そこで、本プロジェクトはオープンキャンパスをプロモーションの場としてとらえ、高校生に対して大学および学部をプロモートする目的を持って活動を開始した。本年度最初のオープンキャンパスにおけるプロモーションが活動の目標となった。プロジェクトとしてはオープンキャンパスをプロモートするにあたり「オープンキャンパスに高校生一人では参加しづらいのでは3今年度の活動

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