cuc_V&V_第54号
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CUCのアクティブ・ラーニング2本学では、「やってみる、という学び 方。」をWebサイト等で掲げ、アクティブ・ラーニング(以下、AL)を重視する姿勢を打ち出している。これは、時流に乗った広報戦略という見方もありうる一方で、従来から掲げている実学教育の実践手段として捉えることもできる。本特集では、本学で行われているALの様々な事例を取り上げ、その内容や課題について考察する。 1本目は、水環境の研究を行う商経学部杉田ゼミナールの活動を紹介している。杉田ゼミでは、ゼミの時間を使って大学から徒歩15分ほどの距離にある「じゅん菜池」に通い、水質測定、野鳥調査、アメリカザリガニの捕獲調査、自然の池岸形成などの活動を行っている。これは、「ジュンサイを残そう市民の会」という市川市の市民団体が中心となって行われている自然環境再生活動に近隣の教育機関として参加するものであり、大学として主に科学的調査を担当するほか、市民団体の企画による様々な活動にも協力している。水質測定については、池の各地点で採水を行い、現場で水温やpH等を記録するほか、大学に

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