学長コラム

本学の取り組みや教育活動、学生たちの活躍などの最新情報を中心に、時折、原科学長の研究テーマである参加と合意形成、環境アセスメントに関連した話題もお届けします。

皆さん、こんにちは。師走を迎え、美しいイルミネーションに街が華やいでいます。

SONE

本学でも、学生団体SONE(自然エネルギー達成学生機構)が、太陽光電気の蓄電を利用したイルミネーションに初トライし、図書館前の噴水広場を彩っています。SONEは「自然エネルギー100%大学」として、省エネ活動の普及とともに、地球温暖化防止のために、一人ひとりが行動することのきっかけを考える機会を創出しています。イルミネーションの点灯も学生たちによる行動のひとつです。

地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受ける

地球温暖化防止活動環境大臣表彰

先月号のコラムでもお知らせしましたが、本学の「自然エネルギー100%大学」の取り組みが、環境省の「第22回令和元年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰(環境教育活動部門)」を受けました。12月2日(月)にイイノホール&カンファレスセンターで開催された表彰式では、八木哲也環境大臣政務官から表彰状を授与されました。

地球温暖化防止活動環境大臣表彰は、環境省が1998年度から地球温暖化対策を推進するための一環として、毎年、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体に対し、その功績をたたえるとして表彰が行われています。
本学が受賞した環境教育活動部門は59件の応募のうち10件が受賞。地球温暖化について教育資料の開発、情報の提供、学校や市民、企業内における教育活動や普及・啓発等継続的な取組に関する功績が認められたものとなります。

本学の環境配慮活動を振り返ると、2001年にISO14001の認証をめざす学生の提案を受け、認証取得に向けた作業を開始したことを起点としています。以降、学生主導によるISO14001の認証取得、CO2排出量1990年比10%削減、市川市との共同による脱炭素社会に向けた取り組みや環境人材育成の教育活動、メガソーラー野田発電所の稼働など、現在までに継続的な発展をしてきました。脱炭素社会は単発かつ短期間の事業で実現するものではありません。それぞれの事業で試行錯誤を繰り返しながら実績を積み上げ、さらに学内外の理解も蓄積しながら醸成してきました。それだけに、今回の受賞は本学が築いてきた環境教育活動への表彰として、たいへん意義深い出来事となりました。

【日本人初】橋本隆子副学長が"MGA Larry K. Wilson Transnational Award"受賞

橋本隆子副学長(商経学部教授)が、IEEE(アイ・トリプル・イー)の"MGA Larry K. Wilson Transnational Award"で日本人初の受賞となりました。IEEEは、世界最大の電気電子専門家組織で、世界160カ国以上、40万人を超える会員がいます。橋本先生は、IEEEにおける女性技術者を鼓舞し、人材育成、活動支援を進めておられますが、国境を越え、模範的なリーダーシップによって多くの者によい影響を与え、多大な貢献をもたらし続けていることが、このような名誉に繋がったのでしょう。誠におめでとうございます。

学生ベンチャー食堂の3店舗が、WBSに!

12月6日(金)に、学生ベンチャー食堂が、テレビ東京の経済ニュース番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の『THE行列』のコーナーで紹介されました。授業で学んだ理論を店舗の運営に生かし、実社会で役立つ経営の知識とスキルを身に付けているとして、「満腹ダイニング」「彩食菜」「鉄板大学」それぞれの店舗が個性豊かに登場しました。
全店舗とも、学業と両立しながら、日々の顧客ニーズを探り、新たなメニューを開発するなど奮闘しています。番組放送後は、そのような学生経営者の活動を応援しようと、一般の方も訪れているようです。引き続き、若き経営者を応援いただきたく、よろしくお願いいたします。