千葉商科大学 入学案内2024
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42米谷 彰太3年 秋田県 秋田市立秋田商業高校出身林田 澪奈3年 千葉県立八千代東高校出身地域政策研究会は、公務員試験合格をめざす学部生が集う受験サークルです。試験科目の学習だけではなく、公務員として勤務する学部卒業生から仕事の話を聞いたり、めざす職務について調査・発表を行う等、よりよいまちづくりを実現する行政機関や公務員について理解を深めています。またゲーム形式のワークショップを開催する等、仲間たちと共に楽しみながら、自身の将来を考える環境が整っています。地域の課題や魅力を発見するためにフィールドワークを重視していることが特長的で、地域に根ざしたボランティア団体やNPO団体と密に連携を取り合いながら、地域活性化への具体的な施策を考え実行しています。私たちの身の回りに、数多く存在する社会課題。様々な事例を、社会学的概念とキーワードを手がかりに学び、社会を見る目を養っていきます。社会課題を理解し、それらに対する意識を高めるために、様々な文献やメディア作品を通じて基礎概念を修得。さらにグループディスカッションやフィールドワークを通じて、自分の意見を相手にわかりやすく伝える力や、異なる価値観を受け入れる力を身につけます。2022年度は、農家や漁師の方とのイベントを企画・実施している株式会社シテコベご協力のもと、神奈川県横須賀市を盛り上げ、まだ知られていない魅力を発信するためのイベントを考えました。特に印象に残っている学びは、2022年から新たにスタートしたマッププロジェクトです。この活動はフィールドワークをした街をテーマに、グループに分かれて自由な表現で地図を制作するというもの。私たちのグループは、千葉県の成田駅から成田山新勝寺までのマップを制作。江戸時代の屏風をイメージして表現することで、世界に一つだけのマップを作り上げました。実際に現地に足を運んだからこそ、その地域が有する雰囲気を表現できたと感じています。地域の魅力を表現する力、考える力を養い、将来に役立てていきたいです。企画を考える上でのポイントは、イベントを通じて利益を生み出す必要があるということです。会社、農家・漁師、地域等、各方面が利益を享受し、WIN-WINの関係性を構築するために、様々なステークホルダーの視点から、イベントの仕組みを考えることに苦労しました。その中で私たちのグループは、農業の収穫に親しみを持ってもらうことを目的としたゲームのイベントを提案。企業の方からアドバイスをいただく中で、自分の発言一つひとつに根拠を持つ大切さを学ぶと共に、多様な意見を調整し決断する力を磨くことができました。フィールドワークを通して、地域の課題や魅力を形にする。横須賀市を盛り上げるための企画を立案、市の魅力をアピールする。横須賀市アイデアソン地域政策研究会地域が抱える課題に対峙し、「解決する力」を養う

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