千葉商科大学 入学案内2024
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人間社会学部中山 理恵2年 千葉県立野田中央高校出身穗住 佳歩3年 東京都 私立NHK学園高校出身アウトプットする!よろず隊は、学校周辺にお住まいの地域住民の方々からの依頼に基づき、様々な生活支援サービス(ゴミ捨て、電球交換、家具移動、掃除、草刈り等)を提供する、有償ボランティアの学生団体です。ご依頼主の多くは高齢者で、学生でもできる「ちょっとしたこと」を手伝いながら、世代間交流を深めています。私はその中で、ご依頼主の方からいただく謝礼金(15分毎に300円)の利用用途を考える「経理」を担当しています。よろず隊の活動目的は、利益を出すことではなく、地域住民の方々のよりよい暮らしを支えること。この信念を胸に、よろず隊の広報チラシを制作する等、活動を長く継続していくための施策を考えています。アウトプットする!授業で学んだ伊豆大島をさらに調べていくと、素敵な出会いに恵まれました。観光大使を決めるイベントの開催を知り、思い切って応募したところ、グランプリを獲得。島の観光大使として1年間、島の魅力をアピールする活動を行うことになったのです。現在は「島の伝統・文化を守りたい!」という想いで、一人でも多くの方にその魅力が伝わるよう、伝統的なあんこ衣装に身を包み、島外の物産展やイベント等に参加しています。ほかにも定期的に島を訪れ、島の歴史や文化を学び、その様子をSNSで発信しています。これからも学生の視点を大切にしながら、伊豆大島の魅力を国内外に届け続けていきたいです。授業で学ぶボランティア活動は、現代社会が直面する様々な社会的課題を解決する方法のひとつです。授業では、ボランティア活動の事例を調査することで、その多様さについて理解を深めていくと共に、自らの関心に基づくボランティア活動計画を構想することで、社会課題を解決するための手法を実践的に学んでいきます。ボランティア活動計画を立案する際には「いつ、どこで、誰が、どのように活動し、どんな成果が見込めるか、どう継続できるか」等、活動後にまで視野を広げることがポイント。数多くのボランティア団体が課題とする「継続性」の難しさと大切さを、改めて深く考えるきっかけとなりました。授業で学ぶ水俣病の公害被害や外部資本によるリゾート開発等、様々な課題を抱えた地域がどのようにして地域再生を図ってきたのかを具体的な事例をもとに考察し、地域社会のサステナビリティに寄与する観光の在り方を考える授業です。最終課題では、自身が関心を持つ島が行なっている観光戦略が、移住促進につながっているのか調査・考察をする「離島点検」を実施。私は伊豆大島を選択し、「あんこさん」のスタイルや地元の椿油を使った「大島椿」等を知り、火山島で生きる人々の暮らしに関心を持ち始め、実際に訪れるまでになりました。授業の学びを自ら掘り下げたいと思えた、初めての経験でした。69教室で得た専門知識をアウトプットすることで、学問への理解と実践での学びを共に深め、さらなる成果を挙げるための力を養っていきます。また、SDGsにも紐づいたアクティブラーニング活動は、現代社会とソーシャル・ビジネスのつながりを強く体感できる経験となります。有償ボランティアを通じて、地域住民のよりよい暮らしを支える。観光大使として、学生の視点から、島の魅力を島外の人にアピールする。よろず隊伊豆大島の観光大使ボランティア実践観光社会学深めた専門知識を学内外でアウトプットする

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