千葉商科大学 入学案内2024
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テーマテーマテーマ2022年度卒業研究テーマ一覧「グローバルニッチ企業の優位性」「長野県中小スキー場の存続条件に関する研究」「若者の幸福度の国際比較」86樺澤 笑里4年千葉県立市川東高校出身大森 千聖3年神奈川県立市ケ尾高校出身田久保 京実3年千葉県立検見川高校出身日本には、ニッチな市場で高いシェアを誇る中小企業が多数あることを知り、その秘訣を探りたいと、このテーマを選択しました。研究を進めると、グローバルに活躍する企業には、顧客ニーズを的確につかみ、高いクオリティにこだわり抜くことで、信頼を得るという共通点があることがわかりました。この経験を通じて、グローバルビジネスへの理解が深まったと実感しています。将来はこの知識を活かして、マーケティング分野でグローバルに活躍したいです。■ウーバーイーツの研究 ギグワーカーの労働者性■介護業界の健全な発展に向けたAI関連技術導入の取り組みと課題■フェイクニュースの軽減と表現の自由の両立へ 〜総合的な対策MELTの提案〜■ロシアによるウクライナ侵攻の起源 〜歴史的分析と統計的分析を用いて〜■日本における女性の社会進出 〜政治から見えた女性活躍への道〜■Changes in the images of foreigner in Japanese TV commercials■東北地方における時空間的植生変遷の復元              等日本のスキー人口減少と共に閉鎖休業するスキー場が増えていることに問題意識を持ち、なぜ閉鎖に追い込まれたのか、その一方で、営業を続けているスキー場はどのような経営戦略を掲げているのか、これらの疑問を解消したいと考え、卒業研究をスタートしました。現場の取り組みを知るため、長野県のスキー場にアンケートを行なった結果、短期間でスキーを楽しみたい日本人と、長期間滞在する外国人では、スキー旅行の目的に違いがあることがわかりました。そして、時代や社会のニーズに合わせて、提供するサービスを柔軟に変化させていくことが、今もなお人気を誇るスキー場の魅力であることが判明し、地域の観光資源を活かして進化を続けることが重要であることに気がつきました。今後はスキー業界だけでなく、日本の観光業界にまで視野を広げ、国内外から人を呼び込む新たな戦略について知識を深めていきたいです。専門分野の異なる複数の教員から指導を受けることで、ひとつのテーマについて多角的に理解を深めていく「プロジェクト演習」では、分野横断的な視点から様々な研究を行います。学生たちは「世界を知る」をキーワードに設定した研究分野の中から、興味関心のあるテーマを自由に選択します。少人数のグループに分かれ、文献調査、データの収集、フィールドワーク、アンケート等を行い、それらに関する分析、解析、検証を繰り返して、複数教員の指導を受けながら学びを深め、卒業研究につなげていきます。グループワークを通して実行力やコミュニケーション能力を身につけるほか、情報収集・分析力や課題発見・解決力を磨きます。OECDのBLI(Better Life Index:よりよい暮らし指標)を参考に、国や地域ごとに若者の幸福度を比較し、どのような違いがあるか、なぜ違うのかについて、社会状況や政治体制等を含めた様々な観点から研究しており、チームのメンバー間で、留学経験をもとに議論を重ねています。幸福の感じ方を考えるうちに、どうすれば皆が幸せになれるか、私も何か貢献できないかと考えるようになりました。この学びが、将来の進路を考える上で自らの軸となると確信しています。毎年12月中旬に「卒業研究発表会」を実施。教員からのフィードバックを受けて、さらに内容を改良させていきます。プロジェクト演習卒業研究

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