樋宮 千聖猪又 彩那フェアトレードの理念に賛同し、学生と共にフェアトレード商品の普及啓発に取り組んできたことが評価され、2023年4月、CUCは日本で5番目となる「フェアトレード大学」に認定されました。今後も大学として、世界中のすべての人々が笑顔で暮らせる持続可能な社会の実現をめざしていきます。CUCでは、学部のカリキュラムとは異なる、学部の枠を越えて挑戦できるプログラムや活動が充実しています。そのテーマ内容は、ビジネス、地域、資格、地球環境、グローバル等、多種多様であり、その数も年々増加しています。学部・学年を越えた環境の中で、様々な知識やスキルを持つ学生たちが出会い、新たな視点や発見を得ながら、自分の可能性を大きく広げることができます。サービス創造学部3年千葉県立千城台高校出身サービス創造学部3年岩手県立釜石高校出身17フェアトレード大学とはフェアトレードの推進活動に取り組んでいる教育機関として認定を受けた大学のことで、世界では286大学が認定されています(2022年9月時点)。日本でもイギリスの基準をもとに2014年にフェアトレード大学基準が完成し、一般社団法人日本フェアトレード・フォーラムが認定機関となっています。本学における主なフェアトレードの取り組み「千葉商科大学フェアトレード憲章」を定め、学食や大学生協でのフェアトレード商品の提供や販売、体育の授業で使用するためのフェアトレード認証ボールの購入、CUCエシカル学生クラブによるイベントや展示、CUC公開講座での講義実施等を通して、フェアトレードの理解浸透に取り組んでいます。人それぞれに異なる倫理観。エシカル消費を広める難しさを乗り越えるために。エシカル消費のキーワードの一つに「倫理観」があります。これは一般的に倫理(人として守るべき善悪や是非の判断や判断基準)についての捉え方・考え方を意味しますが、人それぞれに異なるものであり、エシカル消費を広めていく上での大きな壁になることを痛感しています。そのため日頃から心がけているのは、いかにエシカル消費を自分事化してもらうかということ。言葉を押し付けるのではなく、その背景にある事象もしっかりと理解してもらえるよう努めています。次世代を担う子どもたちが、地球環境への理解を深める学び場を企画・運営する。2023年度はフェアトレード大学認定を皮切りに、活動の幅が大きく広がった1年でした。11月にはイオンモール幕張新都心の方にお声がけいただき、ご家族連れで賑わう休日のショッピングモールにて、海洋プラスチックでオンリーワンのアクセサリーを作るワークショップを実施。開催にあたっては学生メンバー自らビーチクリーンをする等、苦労も絶えませんでしたが、次世代を担う子どもたちが楽しくエシカルな行動への理解を深める姿に、未来への希望を感じました。日本で�番目となるフェアトレード大学認定
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