46野木村 忠度 教授奥寺 葵 教授野木村 忠度 ゼミナール [流通・マーケティングの研究]奥寺 葵 ゼミナール [“優れた”企業・経営とは何か?]幅広い視野を育み、正解のない問いに答えを見出す。野木村ゼミで得られた最大の気づきは、幅広い視野を持つことの大切さです。時代の流れとともに消費者の価値観が多様化・複雑化する中、企業に求められるマーケティングは変化しています。そんな正解のない問いに答えを見出すためには、日頃から「なぜ?」と疑問を持ち続けること、さらに知識や他者の視点を自らに取り入れることが重要です。野木村ゼミでは、これまでの先入観にとらわれない幅広い視野が必要であるという学びが得られました。これからも新たな世界に果敢に飛び込み、自分の視野をどんどん広げていきたいです。谷口 颯商学科3年 東京都立農産高校出身働くことにポジティブな感情を抱く要因を見つける。ニュースで度々取り上げられる長時間労働や過労死問題に衝撃を受け、組織で働く人々が仕事にポジティブな感情を抱くための人的資源管理とはどうあるべきか、自分なりの答えを導き出したいという想いで学びをスタートしました。「中小企業の人材不足とチームワーキング」というテーマでグループ研究・調査を進めるうちに、人と人とのコミュニケーションが、働きがいを高める大きな要因であるという結論に至りました。これからも一人ひとりに異なる働きがいの要因を探るため、答えが導き出される根拠を大切に学び深めていきます。木下 英幸経営学科3年 北海道 私立北海道大谷室蘭高校出身流通・マーケティングの視点から社会や企業を分析する「レンズ」をつくる。野木村ゼミでは流通とマーケティングを研究しています。流通とは、生産と消費をつなぐ経済システムであり、マーケティングはその流通という経済システムの中で価値を創造しようとする企業の活動です。ゼミでは、流通・マーケティングという2つの領域を基礎に多面的な学びを含みながら、社会や企業を分析するレンズを創っています。デジタル社会の到来によって、新たな流通システムとなるEコマースが出現したことで消費にも大きな変化が起こっている最中です。この変化に対し、社会や企業はどのように対応していくべきかを一緒に考えていきましょう。平等な社会を実現させるための「働かせ方」、「働き方」とは?企業の「業績の向上」と「労働者の勤労生活の向上」に着目し、企業は営利を追求するだけではなく、同時に企業で働く労働者の生活をも向上させるという双方にとって「win-winの関係」を構築する可能性を研究しています。理論・実態ベース、ヒアリング、フィールドワーク等も行いながら、グループワークで取り組んでもらいます。法のもとでは平等であっても実質的には不平等なこと、公正ではないことが世の中にはたくさんあります。恵まれていない人があなたの周囲に存在していることに気づいて欲しいです。そして、自らが、誰かの、世界の不幸や不平等に加担していないか?そのことを自らに問うことを心がけて欲しいと思っています。研究分野を深める多彩なゼミナール
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