千葉商科大学 入学案内2025
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商経学部担当教員の講義から学ぶだけでなく、自ら文献を調べ、プレゼンテーションやディスカッションを通じて知見を広げていく等、主体的に研究活動を行なっていくことが重視されるゼミナール。商経学部では教員の数だけゼミナールが存在しており、多彩な研究テーマの中から自分の興味関心に合った学びを自由に選ぶことができます。47中村 晃 教授伊藤 泰生 准教授ゼミナール一覧はこちら中村 晃 ゼミナール [心理学研究の基礎]伊藤 泰生 ゼミナール [企業戦略研究]相手の意見を受容し、尊重することの大切さを学ぶ。高校時代に野球部の主将を務めていた際、人間関係の難しさに直面した経験から心理学に興味を持ち、中村ゼミを選びました。うつ病や統合失調症をはじめとした心の病気に関する知見を広げたり、人の性格がどのような事象と関係するのか学内アンケートによる調査を実施したりと、幅広く人の心理について学びを深めており、そのほとんどはグループワークで行われます。ゼミの仲間たちとコミュニケーションを重ねていくうちに、相手の意見を受容し尊重した上で自らの意見を発することが、信頼関係を築く上で欠かせないということに気づかされました。高橋 颯汰商学科3年 秋田県立平成高校出身企業の方々に多くを学び、社会人になる自覚を育む。「日頃から探究心を持つ」という伊藤先生の教えをもとに、これまで様々な社会人の下へと足を運んで話を伺い、企業の競争優位性について研究してきました。インタビューのお礼やアポイントのお願いをする際、先生に細かくご確認・ご指摘いただいたおかげで、目上の人に対する言葉遣いやマナーが正しく身についたと感じています。その甲斐もあって就職活動では臆することなく自分をアピールでき、第一志望の食品メーカーに内定をいただきました。今後は社会人としての自覚を胸に、また探究心を絶やさず、組織に貢献できるよう努めていきます。米山 優貴商学科4年 千葉県立富里高校出身自分の知りたいことを心理学の視点から調査してみよう。中村ゼミでは、心理学に関する基礎的な知識を得ながら、実際の心理学的な研究方法を学んでいきます。具体的には、アンケート調査を行なってその結果を分析し、レポートにまとめます。アンケートで扱うテーマについては学生が自分たちで考えて決めますが、例えばこれまでは、「大学生の金銭感覚」、「恋愛観」、「ファッションに対する意識」等について調査を行いました。また、自分の意見を他の人に伝えることや他の人の意見を尊重することを心掛けて欲しいと考えています。その上で、自分の持っている常識や価値観が、実は他の人とは異なっていることに気づき、物事を多角的に考えられるような視野の広さを身につけてもらいたいです。成功と失敗の違い。その分析から企業の本当の強みを探っていく。伊藤ゼミでは、「同じようなことをしているのに成功している企業と失敗している企業の差は何か?」を研究テーマとして日々活動しています。今日の企業を取り巻く環境は複雑であり、企業の表層的な部分を見るだけでは、なぜその企業が成功しているのかを理解することは困難です。企業の競争優位を理解するためには、企業の深い部分にまで入り込んで調べることが重要となります。本や教科書を読むだけではなく、お店での顧客観察といったフィールドワークや、企業・現場の店員・顧客へのインタビューを行い、成功している企業と失敗している企業との違いを分析し、「その企業の本当の強みは何なのか?」という本質を探っていきます。

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