千葉商科大学 入学案内2025
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人間社会学部岩﨑 悠月3年 茨城県立日立北高校出身地域資源を活かしたまちづくりで、農山村が抱える課題の解決に挑む有償ボランティアで継続性を高め、地域住民のいつもの暮らしを支える中山 理恵3年 千葉県立野田中央高校出身81舞台はぶどう産地として70年の歴史を誇る、岩手県花巻市大迫町。地域資源を活かしたまちづくりについて実践的に学びを深め、若者が移住することの意義や、都市と農山村が共生する社会のあり方について考えています。2023年度は9月中旬に2泊3日で大迫町を訪問。ワイナリーの見学やぶどうの収穫、選別、箱詰め、出荷作業を体験したほか、新規就農者や地元の高校生達と交流し、大迫町の活性化に向けたアイデアを話し合いました。よろず隊は、学校周辺にお住まいの地域住民の方々からの依頼に基づき、様々な生活支援サービス(ゴミ捨て、電球交換、家具移動、掃除、草刈り等)を提供する有償ボランティアの学生団体です。ご依頼主の多くは高齢者で、学生でもできる「ちょっとしたこと」を手伝いながら世代間交流を深めています。ご依頼主の方からいただく謝礼金(15分毎に300円)は団体の活動費や広告費に充てており、持続可能なボランティア団体をめざしています。人と人とのつながりを大切に。地域に愛されるボランティア団体をめざしていく。多くのボランティア団体が直面する課題のひとつが「継続性」です。その課題を解決するため、有償という特徴以外にも、メンバーのモチベーションを管理したり、より多くの方にご依頼いただく仕組みを考えたりと、リーダーとして何ができるか日々思考しています。2023年度はNPO法人にスマホ教室をご依頼いただいたことがきっかけで、活動の幅が大いに広がりました。今後も人脈を大切に、地域に愛されるボランティア活動を継続していきます。私たちの暮らしに欠かすことのできない農業。その可能性を「つながり」によって広げていく。農業を初体験させていただいたことで、天候や野生動物の脅威等、消費者の立場ではわからない生産者が抱える苦労や挫折を体感することができました。それと同時に、私たちの豊かな暮らしに欠かせない農業が抱える課題と、未来に向けてその課題を解決する必要性を強く実感。大迫町を盛り上げるべく地域の方々と議論を深める中で、何よりも「つながり」が大切であり、まだない「つながり」が新たな価値を生み出すという気づきを得ました。農村ツーリズムよろず隊

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